イエレン氏「かなり素晴らしい」レガシー残す見通し-ガンドラック氏

  • リセッションの兆候は当面なく、経済指標や株式相場は順調
  • パウエル氏はFOMCの意見を集約する困難に直面する可能性

米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)は、米連邦準備制度理事会(FRB)議長としてのイエレン氏について、利上げと連邦準備制度のバランスシート縮小に着手したという意味で、確固たるレガシー(遺産)を残すことになりそうだとの見方を示した。

  ガンドラック氏は5日、自らが運用する「ダブルライン・トータル・リターン・ボンド・ファンド」のウェブキャストで、「イエレン氏はかなり素晴らしいレガシーを残して任期を終えることになりそうだ。これまでのところ失敗に終わったことは何もなく、今のところうまくいっている」と述べ、今後半年から1年間でリセッション(景気後退)が起きる兆候はなく、米国と世界の経済成長、株式相場、他の経済指標はいずれも順調だと分析した。

ガンドラック氏

写真家:Michael Nagle / Bloomberg

  その一方で、次期FRB議長に指名されたパウエル理事については、今後の利上げ見通しの軌道について連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーの意見を集約する困難に直面する可能性を指摘し、「博士号を持つエコノミストらのコンセンサスを得るのは簡単ではないとやがて分かるだろう」と語った。

  ガンドラック氏の「ダブルライン・トータル・リターン・ボンド・ファンド」(運用資産額540億ドル=約6兆円)の年初来のリターンは4日時点でプラス3.6%と、ブルームバーグが調査している同種ファンドの81%を上回る成績。過去5年間の平均リターンはプラス3%と、ライバルのファンドの90%をしのぎ、上位10%に入る運用成績を残している。

原題:Gundlach Says Yellen’s Legacy at Fed Is Looking ‘Pretty Good’(抜粋)

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