【米国株・国債・商品】主要株価指数が下げに転じる-国債は上昇

更新日時
  • S&P500種は前日に続き午後に下落に転じる
  • NY原油はOPECの生産減少などで反発-金は続落
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

5日の米株式市場では主要株価指数が下落。午前中は上げていたが、午後に入り税制改革法案の影響を見極めようとする動きが広がる中で下げに転じた。S&P500種株価指数は前日も終盤に下落に転じていた。

  • 米国株は下落、午後になって下げに転じる
  • 米国債は上昇、10年債利回りは2.35%
  • NY原油は反発、OPEC生産減少と米国の在庫減少観測で
  • NY金は続落、強気筋が後退ー米税制改革法案や利上げ観測が背景

  S&P500種では工業株の下げが特に目立った。テクノロジー銘柄の比重が大きいナスダック100指数は一時1.2%高まで上げたが、最終的には上げをほぼ全て失った。米上院共和党が税制改革法案策定の大詰めで法人の代替ミニマム税(AMT)撤廃から現状維持へと方針を転換したこともあり、同法案の行方を見極めようとする動きが広がった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2629.57。ダウ工業株30種平均は109.41ドル(0.5%)下げて24180.64ドル。ナスダック100指数はほぼ変わらずの6265.11。ニューヨーク時間午後4時37分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。石油輸出国機構(OPEC)が生産を減少させていることに加え、米国の石油在庫が減少するとの見通しから買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は15セント(0.3%)高の1バレル=57.62ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は41セント高の62.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げが予想されていることに加え、法人税減税が企業収益を押し上げるとの見方から売りが続いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比1%安の1オンス=1264.90ドルで終了した。

  米国では上下両院が税制改革法案の調整を開始する予定となっている。法案を年内にトランプ大統領に送付するためにはこの調整作業が重要なステップとなる。

  朝方発表された経済指標では10月の米貿易赤字は前月比で拡大し、9カ月ぶりの高水準となった。国内需要の盛り上がりを背景に輸入が過去最大を記録したことが響いた。

  また米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合景況指数は予想を上回る低下となった。受注の減速やハリケーン襲来後のサプライチェーン正常化が背景にある。前月は2005年以来の高水準だった。

原題:U.S. Stocks Drop as Dollar Climbs With Treasuries: Markets Wrap(抜粋)
Oil Climbs as OPEC Tightening Dovetails With U.S. Supply Drop
Gold Bulls Retreat as Tax Plan, Fed Rate Outlook Deter Buyers
U.S. Trade Deficit Is Widest Since January on Record Imports (1)
Growth in U.S. Service Industries Cools From a 12-Year High (2)

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