12月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル続伸、米短期債利回り上昇受け-ユーロ下落

  5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。米短期債の利回りが年初来の最高近くとなる中、ドル指数は午後に日中高値圏で推移した。ユーロは主要10通貨の全てに対して下げ、対ドルでは3営業日続落となった。

  ドルは主要10通貨の過半数に対し上昇。中でもユーロとデンマーク・クローネに対しての上昇率が高かった。この日は米国債イールドカーブのフラット化が続き、5年債と30年債の利回り差は60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を割り込んで2007年以降で最小となった。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=112円58銭、対ユーロで0.3%高の1ユーロ=1.1826ドル、対ポンドでは0.3%高の1ポンド=1.3446ドル。

  ユーロはドルに対し続落。ユーロが対ポンドで下落に転じる中、クロス取引の資金フローに押された。1ユーロ=1.1801ドルの日中安値をつけた後は、じりじりと下げ幅を縮小した。

  英国の欧州連合(EU)離脱交渉の行き詰まりを背景に、ポンドは対ドルで0.3%安。下げ幅は午後にかけて縮小した。

欧州時間の取引

  ポンド下落を手掛かりに、ドル指数が下げを埋めて上昇に転じた。ポンドは、EU離脱交渉に関する報道を受けて移ろう投資家心理に翻弄され、一時は対ドルで0.8%安まで売られる場面があった。一方、オーストラリア・ドルは、同国の小売り統計がエコノミスト予想を上回ったことを受けて上昇した。
原題:Dollar Gains as Short-Term Treasury Yields Rise; Euro Drops(抜粋)
Dollar Steady as Pound Heads for Biggest Decline in Three Weeks(抜粋)

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が下げに転じる-国債は上昇

  5日の米株式市場では主要株価指数が下落。午前中は上げていたが、午後に入り税制改革法案の影響を見極めようとする動きが広がる中で下げに転じた。S&P500種株価指数は前日も終盤に下落に転じていた。

  • 米国株は下落、午後になって下げに転じる
  • 米国債は上昇、10年債利回りは2.35%
  • NY原油は反発、OPEC生産減少と米国の在庫減少観測で
  • NY金は続落、強気筋が後退ー米税制改革法案や利上げ観測が背景

  S&P500種では工業株の下げが特に目立った。テクノロジー銘柄の比重が大きいナスダック100指数は一時1.2%高まで上げたが、最終的には上げをほぼ全て失った。米上院共和党が税制改革法案策定の大詰めで法人の代替ミニマム税(AMT)撤廃から現状維持へと方針を転換したこともあり、同法案の行方を見極めようとする動きが広がった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2629.57。ダウ工業株30種平均は109.41ドル(0.5%)下げて24180.64ドル。ナスダック100指数はほぼ変わらずの6265.11。ニューヨーク時間午後4時37分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。石油輸出国機構(OPEC)が生産を減少させていることに加え、米国の石油在庫が減少するとの見通しから買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は15セント(0.3%)高の1バレル=57.62ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は41セント高の62.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げが予想されていることに加え、法人税減税が企業収益を押し上げるとの見方から売りが続いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比1%安の1オンス=1264.90ドルで終了した。

  米国では上下両院が税制改革法案の調整を開始する予定となっている。法案を年内にトランプ大統領に送付するためにはこの調整作業が重要なステップとなる。

  朝方発表された経済指標では10月の米貿易赤字は前月比で拡大し、9カ月ぶりの高水準となった。国内需要の盛り上がりを背景に輸入が過去最大を記録したことが響いた。

  また米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合景況指数は予想を上回る低下となった。受注の減速やハリケーン襲来後のサプライチェーン正常化が背景にある。前月は2005年以来の高水準だった。
原題:U.S. Stocks Drop as Dollar Climbs With Treasuries: Markets Wrap(抜粋)
Oil Climbs as OPEC Tightening Dovetails With U.S. Supply Drop
Gold Bulls Retreat as Tax Plan, Fed Rate Outlook Deter Buyers
U.S. Trade Deficit Is Widest Since January on Record Imports (1)
Growth in U.S. Service Industries Cools From a 12-Year High (2)

◎欧州株:下落、金属値下がりで鉱業株安い-不動産や小売りは上昇

  5日の欧州株式相場は下落。中国で金属需要が軟化しつつあるとの懸念が広がる中、資源銘柄が大きく売られた。一方で不動産や小売りは上昇した。

  ストックス600指数は前日比0.2%安の386.74で終了。

  業種別では鉱業が1.5%安、不動産は1.1%高、小売りは0.6%上げた。

  域内主要株価指数では英FTSE100が0.2%安、ドイツDAXは0.1%安、フランスのCAC40は0.3%下落。
原題:European Stocks Decline as Tumbling Metal Prices Weigh onMiners(抜粋)

◎欧州債:上昇、ポルトガルは債務交換の発表で短期債が上げる

  5日の欧州債相場は上昇。特にアイルランドの長期債が大きく上げた。ポルトガルでは債務交換の発表を受けて短期債が上昇。このほかギリシャの新発債も値上がりした。

  ポルトガル債務管理庁(IGCP)は、6日に2019年6月と20年6月にそれぞれ満期を迎える国債を買い戻し、それらとの交換で22年10月償還債と27年4月償還債を発行する方針を明らかにした。2年債利回りは12bp低下。

  欧州債はこの日早い段階から上昇-ユーロ圏サービス業PMIはエコノミスト予想と一致した。

  英国債はアウトパフォーム-英国のサービス業PMIが市場予想を下回った。
原題:EGBs Gain, Portugal Front-End Rises: End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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