中国のインフラ投資、18年は大幅減速か-債務抑制で経済成長に逆風も

  • 来年のインフラ投資は12%増の見込み-今年1-10月は約20%増
  • ブルームバーグ調査対象のエコノミスト全員が伸び率鈍化を予想
Bloomberg

中国で活況を呈してきた道路や橋、地下鉄建設は来年に大きく減速する見通しだ。経済成長にとって逆風となりそうだ。

  ブルームバーグ調査の予想中央値によると、中国の2018年のインフラ向け固定資産投資は12%増と今年1-10月累計の約20%増から鈍化すると見込まれている。調査対象のエコノミスト18人全員が減速を予想した。モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループ、UBSグループもリポートで同様のトレンドを予測している。

  10月の共産党大会後、中国当局は再び債務管理に軸足を置いており、建設の鈍化が顕在化しつつある。中国では珍しく一部の都市の地下鉄プロジェクトが止められ、プロジェクトの資金調達で幅広く使われてきた手法、官民パートナーシップ(PPP)に対する審査も厳しくなっている。

  オックスフォード・エコノミクスの推計によると、中国は世界の投資総額の5分の1を占めており、インフラ投資の減速は世界の資本投資の伸びにも影響が及ぶ可能性がある。

  モルガン・スタンレー・アジアの邢自強チーフエコノミスト(香港在勤)は「中国はレバレッジ縮小や過剰生産能力の削減、汚染対策、不動産価格抑制の取り組みを強化している」と指摘。「このため、不動産やインフラ投資は鈍化し、中国経済は減速するとわれわれは考えている」と述べた。

原題:China Infrastructure Binge Seen Slowing Next Year as Debt Curbed(抜粋)

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