【NY外為】ドル反発、税制改革への楽観で-ポンド乱高下

更新日時
  • ポンドは対ドルで一時0.5%安、EU離脱交渉が完全合意に至らず
  • ドル上げ幅を縮小、米国債利回り伸び悩みに反応

Stacks of U.S. $100 bills

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

4日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発。米税制改革への楽観が支えとなったが、米国債利回りが伸び悩む中で、ドルは上げ幅を縮小した。ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉が完全な合意に至らなかったことを受けて急落するなど不安定な値動きとなった。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%高と、10月26日以来の大幅上昇となる場面があった。ドルは主要10通貨の大半に対し上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.2%上昇。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=112円43銭、対ユーロでは0.3%高の1ユーロ=1.1862ドル。ポンドはドルに対し0.1%未満下落し1ポンド=1.3474ドル。

  米税制改革の影響やロシア干渉疑惑を巡る捜査、英国のEU離脱交渉、米債務上限問題など多くの材料をこなしながら、ドルは上昇した。一部の市場関係者は年末を意識して様子見を決めており、やや薄商いだった。

  ポンドはドルに対し小幅安。英EU離脱を巡るメイ英首相とユンケル欧州委員長の会合の前後に大きく相場が変動した。ポンドは会合前、協議の進展を示唆する報道を受けて日中高値に上昇。完全な合意に至らず会合が終了したことで上げを消し、日中安値の1ポンド=1.3414ドルをつけたが、その後下げ幅を縮小した。

欧州時間の取引

  米上院の税制改革法案可決を受けてドルが買われ、ドル指数が5週間ぶりの大幅上昇となった。ただ、税制改革の正味の効果を疑問視する一部の見方や、トランプ氏陣営とロシアのつながりに対する捜査の継続が響き、上げ幅は限定された。

原題:Dollar Gains on Tax Proposal; Pound Whipsawed on Brexit Talks(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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