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英国とEU、最後の最後で合意成らず-年内決着は困難の声

更新日時
  • アイルランド国境問題がネック、北アイルランドのDUPが強硬
  • アイルランド首相が驚きと失望-英政府は自らの合意を貫けない
Theresa May, U.K. prime minister, left, and Jean-Claude Juncker, president of the European Commission

Theresa May, U.K. prime minister, left, and Jean-Claude Juncker, president of the European Commission

Photographer: Dario Pignatelli/Bloomberg
Theresa May, U.K. prime minister, left, and Jean-Claude Juncker, president of the European Commission
Photographer: Dario Pignatelli/Bloomberg

英国と欧州連合(EU)は4日、離脱交渉を通商問題へと進めるためのハードルを超えることができなかった。最後の最後でアイルランド国境問題が障害になった。

  アイルランドのバラッカー首相によれば、アイルランドと北アイルランドの国境についての解決策に、双方は午前に合意していた。しかしメイ英首相がユンケル欧州委員長とブリュッセルで会食中に北アイルランドの民主統一党(DUP)のフォスター党首との電話に立ち、合意は崩壊した。

  少数与党となったメイ首相の政権への協力者であるDUPは、EUと英国の合意案に反対し、北アイルランドに英国全土と異なる条件が適用される合意は受け入れられないと断固表明した。

  メイ首相の中座のすぐ後にユンケル委員長が登場し、「完全な合意に達することができなかった」との短い声明を発表した。

  アイルランド政府に方針について知る関係者は、これで年内の合意は難しくなったと述べた。メイ首相がDUPを満足させようと動けばダブリン側が譲歩したように見えるだろうと説明した。

  バラッカー首相はダブリンで記者団に、英政府は自らが合意した内容を貫けない立場にあるようだとし、「驚きと失望」を表明した。12月の首脳会議で離脱交渉の進展を宣言できない場合は1月に再びサミットを開く可能性に触れた。

  双方は今週も協議を続ける。ユンケル委員長は12月半ばの首脳会議にまだ間に合うと自信を持っているとメイ首相を励ますコメントをした。

  首脳らが、交渉が十分に進展したと宣言しない限り、協議は通商と移行期の問題へと進むことができない。国民投票から既に1年5カ月が過ぎ、離脱まではあと1年3カ月しかない。新しい通商協定や移行期間についての合意のないままの離脱となりかねない。アイルランドに加えEU司法裁判所(ECJ)の管轄権の問題がある。

原題:11th Hour Upset to Brexit Deal Sets New Deadline For Theresa May(抜粋)

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