大型減税は米経済成長を若干押し上げへ、リセッション迫る-NABE

  • 保護貿易主義や株式相場の大幅安、金利上昇が景気拡大へのリスク
  • 19年後半に景気ピーク、同年中にリセッション入りと過半数が予想
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米共和党の大型減税案を含めた財政刺激策は向こう2年間の米経済を若干押し上げるが、その間にリセッション(景気後退)入りすると多くのエコノミストが予想していることが、全米企業エコノミスト協会(NABE)の最新調査で分かった。

  NABEが11月6ー15日にエコノミスト51人を対象に実施した調査結果によれば、約半数のエコノミストは財政政策の変更が米成長率を2018年に0.2ー0.39ポイント高めると予想。それ以上の成長率押し上げを見込む回答者は2割で、成長を後押ししないとの見方も2割だった。

  同調査が実施された後、共和党の税制案は何度も修正が加えられており、トランプ米大統領の署名前に上下両院協議会でさらに修正される可能性もある。

  また、米経済が減税による押し上げでも、19年末より前にリセッション入りすると予想した回答者は半数をやや上回り、その大部分が同年後半に景気循環はピークを迎えるとの見通しを示した。これに対し、少なくとも20年まで景気拡大が続くとの回答は48%。景気拡大に対する最大のリスクは保護貿易主義で、株式相場の大幅安や金利上昇がそれに続いた。

原題:U.S. Tax Cuts Seen Giving Modest Growth Boost as Recession Looms(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE