海航集団の傘下部門、借り入れコスト上昇も調達活発化-債務増の懸念

  • 雲南祥鵬航空は同社として過去最高の表面利率8.2%で起債
  • 海航集団は負債を積み上げ続けているだけだ-ボンドクリティック

中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)の傘下部門は、借り入れコストが大幅に上昇しているにもかかわらず本土証券市場での資金調達を活発化しつつある。同集団の債務負担への懸念が強まっている。

  海航集団の看板航空会社、海南航空の系列である雲南祥鵬航空は先週、270日物の人民元建て証券を表面利率8.2%で起債。同社としてこれまでで最も高い利率だった。海南航空の別の子会社である天津航空も11月、同じ償還期限の証券をこの5年間で最も高い表面利率で発行した。

  中国本土の債券市場では先月、利回りが急上昇。本土企業の間では起債見送りが相次ぎ、その規模は4月以来の大きさとなったが、海航集団の傘下部門はこうした中で調達ペースを緩めなかった。これらの部門は中国銀行監督当局が同集団などへの規制を強化したとの報道が6月に広がった後、証券発行を一時見送っていたが、11月に再開した。

  クレジット調査会社ボンドクリティックは調達加速について、海航集団が資金を必要としていることを示唆しており、同集団の信用プロファイルが損なわれる可能性があると指摘。ボンドクリティックのマネジングパートナー、ワルト・プロムブーン氏は「彼らは負債を積み上げ続けているだけだ。うまくいかないだろう」と述べた。

  海南航空の広報担当者に2回電話したが、応答はなかった。テキストメッセージで送った質問にも返答はない。

原題:HNA’s Units Are on a Borrowing Spree, Swallowing High Rates (1)(抜粋)

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