株価評価は「泡立っている」とBISも認識-ゴールドマンなどに同調

  • 株価が歴史的平均を上回っているとBISが四季報で指摘
  • 米でさえ金融情勢の緩和が続いてきたことはパラドックスだとBIS
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

国際決済銀行(BIS)は3日公表した四季報で、株価のバリュエーション(評価)が「泡立っている」ように見受けられると指摘した。主要金融機関の間では、株価が割高な状態となっていないか既に疑問の声が上がっており、BISもこれに同調した格好だ。

  株価のバリュエーションを巡っては、米銀ゴールドマン・サックス・グループが先週、株式と債券、クレジット市場の強気相場長期化に伴い、平均的バリュエーション(評価)を示す指標が1900年以来で最も高い水準となっていると分析したばかり。BISは四季報で、株価が歴史的平均を上回っており、米企業は増配ペースの維持に苦しむ可能性があるとの見解を示した。

  世界の主要中央銀行が金融政策の引き締めに向かう状況で、バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの調査では、過去最高となる全体の48%の投資家が、株価が過大評価されていると回答。今年のノーベル経済学賞に決まったシカゴ大学のリチャード・セイラー教授は10月段階で、株価が上昇し続けている理由が理解できないと発言し、カリフォルニア州教員退職年金基金の最高投資責任者(CIO)も株式の保有は「針山に座っている」ように感じられると語った。

  BISによれば、他に先駆けて利上げを最も進めている米国においてさえ、金融情勢の緩和傾向が続いてきたことはパラドックスであり、金利が相場をどのように動かすか投資家は判断がつきかねている。

  四季報は「ほぼ全ての資産クラスの運命は、国債利回りの動き次第のようだ。中核的な管轄区域の金融政策が正常化された段階で、それらの利回りがどのような水準に達するかを巡り、かなりの不確実性が存在する」と分析した。

原題:BIS Joins Chorus Saying Stock Valuations Are Looking ‘Frothy’(抜粋)

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