【米国株・国債・商品】S&P500が終盤下げに転じる-原油反落

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Photographer: Spencer Platt/Getty Images

4日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅安。税制改革法案に盛り込まれている法人税減税の恩恵を受けるとみられる銘柄が上昇したものの、テクノロジー株が大きく売られ指数の重しとなった。ドルは上昇し、原油は下落した。

  • 米国株はS&P500種が下落-テクノロジー銘柄売られる
  • 米国債は下落、10年債利回り2.37%
  • NY原油は反落、OPECは減産延長も米シェール生産は拡大との見方
  • NY金は反落、米上院による税制改革案の可決で

  S&P500種株価指数は一時0.9%高となったが、終盤に下げに転じた。テクノロジー銘柄の比重が大きいナスダック総合指数は下落。テクノロジー株は今年に入り主要指数を大きく押し上げてきたが、最近になり循環物色により投資対象から外れた。大型のテクノロジー株で構成される指数は5週ぶり安値に下げた。米10年債利回りは上昇。上院での税制改革法案可決で、市場の注目は米大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係を巡る調査から移った。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%安の2639.44。ダウ工業株30種平均は58.46ドル(0.2%)高の24290.05ドル。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.37%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。石油輸出国機構(OPEC)は減産延長で合意したものの、米シェール生産活動は新たな水準に拡大するとの懸念が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は89セント(1.5%)安の1バレル=57.47ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.28ドル下げて62.45ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米上院が2日に税制改革案を可決し、トランプ米大統領の景気刺激策を巡る楽観が高まり、ドル相場が上昇したことが手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前週末比0.4%安の1オンス=1277.70ドルで終了した。

  米国株市場はこの日、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やエヌビディア、マイクロン・テクノロジーといった半導体銘柄が特に大きく下げた。フィラデルフィア半導体株指数は2.5%安。一時3%安となった。

  エバコアISIの定量調査アナリスト、デニス・ディバッシャー氏は先のリポートで、市場では循環物色がモメンタム銘柄からバリュー銘柄に移る動きが続いており、テクノロジーやヘルスケア、素材といったモメンタムセクターには「逆風」が吹いていると指摘した。

原題:U.S. Stock Rally Fizzles as Tech Drops, Oil Slumps: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slips as OPEC Deal Seen Leading to Potential Shale Surge
Gold Declines as U.S. Senate Passes Trump’s Corporate Tax Cuts
Tech Slides Again While Rest of Market Gains on Tax Reform

(第6-7段落を追加し、更新します.)
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