【先週の新興市場】株が1年ぶり大幅下落、テクノロジー銘柄が安い

更新日時
  • 中南米通貨は下落、商品安で-南ア・ランドは上昇
  • インド・ルピーも値上がり、経済成長が7-9月に持ち直し

12月1日終了週の新興市場では、年末を控えたポジション調整が始まった。11月上旬の相場上昇を受けた調整で、資産は圧迫された。株式は週間ベースで1年ぶりの大幅安。テクノロジー株が大きく下げた。一方、通貨は安定的だった。

主なニュース:

  • 韓国銀、11年以来の利上げ-需要主導のインフレ圧力は当面強くないとし、金融政策は今後も緩和的にとどまるとした
  • 北朝鮮:核プログラム完成を宣言-新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射成功受け
  • ムーディーズ・インベスターズ・サービスはアルゼンチンの信用格付けを「B3」から「B2」に一段階引き上げ。マクリ大統領のマクロ経済改革が効果を表し始めたことを理由に挙げた。格付け見通しは「ステーブル」

アジア:

  • 韓国ウォンは利上げの前日につけた2015年5月以来の高値から下落。中銀は政策金利を従来の1.25%から1.5%に引き上げた
  • 中国:11月の製造業PMI、予想外の上昇-国内外で需要拡大
  • インド・ルピーは週間で上昇。7-9月の経済成長が3年ぶり低水準から持ち直し、インフレ圧力が強まる中、中銀は6日の会合で政策金利を据え置く余地を得た

EMEA:

  • トルコ・リラは週間で8月以来の大幅高。エルドアン大統領のシニアアドバイザーは「インフレ期待が悪化した場合」、中銀は金融政策会合を開かずに後期流動性ウインドーの金利を引き上げることが可能と発言    
  • 南ア・ランドは新興国通貨の上昇を主導。S&Pグローバル・レーティングは同国の現地通貨建てソブリン格付けをジャンク級に引き下げたものの、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは投資適格に据え置いた

中南米:

  • メキシコのミード財務公債相が27日に辞任。与党である制度的革命党(PRI)の公認を受け、2018年7月の大統領選挙への出馬を目指す
    • メキシコ次期中銀総裁にディアス・デレオン副総裁-12月1日就任
  • ブラジル政府は年金改革の採決を来年に入るまで認めない方針だと、同国紙オグロボは報道

今週のデータ:

12月4日トルコ11月の消費者物価指数
インドネシア11月の消費者物価指数
  5日ブラジル10月の鉱工業生産
南ア7-9月GDP
韓国11月の外貨準備高、10月の国際収支・経常収支
  6日インド金融政策決定
メキシコ11月の消費者信頼感指数
  7日中国11月の外貨準備高
ブラジル11月のFGVインフレ率
メキシコ11月の消費者物価指数
  8日ブラジル11月のIBGEインフレ率
トルコ10月の鉱工業生産
インドネシア11月の外貨準備高
中国11月の貿易収支

原題:EM Review: Stocks Post Worst Rout in Year as Tech Shares Slump(抜粋)

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