イタリア反ユーロ政党に投資家の関心、ブレバンやBofAが会合出席

  • 五つ星運動の非公開会合に国際的な資産運用会社十数社が出席
  • 安定政権の確保やユーロ、公的財政に関して議員が回答

イタリアでは来年の総選挙を前に、反ユーロを掲げる野党「五つ星運動」への投資家の関心が高まっている。11月13日にローマで開かれた五つ星の議員を囲む非公開の会合にはブレバン・ハワード・アセット・マネジメントムーア・キャピタル・マネジメント、バンク・オブ・アメリカ(BofA)などのアナリストが出席した。

  ブルームバーグが閲覧した会合の出席者リストによると、ウエリントン・マネージメント・グループアムンディも含む国際的な資産運用会社十数社の代表が参集し、出席した企業の運用資産総額は5兆ドル(約560兆円)を超える。会合では五つ星の議員が安定政権を確保する計画や、経済やユーロに対するアプローチなどについて、これら投資家の質問に回答した。

  会合に出席した五つ星の議員3人のうちの1人、カルラ・ルオッコ氏は電話インタビューに応じ、「投資家は五つ星を政権を担う可能性のある政党として扱いつつある」と発言。「五つ星の会合に投資業界からこれほど多数の出席があったのは初めてだ。2013年の前回総選挙の前にはこのような会合は開かれなかった」と語った。

  ルオッコ議員は政策ごとに他党と協力することはあるが連立政権を組むつもりはないとし、ユーロ離脱を問う国民投票の実施は最後の手段だと説明したという。公に話す権限がないとして匿名を条件とした出席者2人も同議員の発言を確認した。

  BofAの広報担当者は会合があったことを認めた。ブレバン・ハワードとムーア・キャピタルはコメントを控えた。ウエリントンとアムンディの広報担当者はコメントの要請に応じなかった。

  五つ星は支持率で現与党の民主党を上回り、政党別で首位を走る。同党の反ユーロ的で歳出を拡大する路線は懸念されているが、イタリア10年債のドイツ債に対するスプレッドは昨年4月の210ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余りから1日正午時点で138bpへと縮小している。

原題:Brevan Howard Among Hedge Funds Scrutinizing Italian Populists(抜粋)

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