トルコ:4年ぶり非保証でサムライ債-投機的水準も金利1.8%

更新日時

トルコ共和国は、4年ぶりに国際協力銀行(JBIC)の保証が付かないサムライ債を発行する。国内の超低金利環境が続く中で、利回りを求める投資家の動きに応じてハイリスク・ハイリターン型の債券を提供する。

  SMBC日興証券の資料によると、トルコの3年物サムライ債(総発行額600億円)の発行条件が1日決定し、表面利率は1.81%となった。日本国債の残存期間3年物の利回りはマイナス0.13%台、日本企業の社債の平均利回りは0.29%(バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのデータ)で推移しており、今回のサムライ債はこれらを大きく上回る。

  トルコ財務省は、「当初、3年の非保証トランシェに加えて、10年のJBIC保証トランシェも計画していたが、ブックビルディングで非保証分への需要が強かった。そのため、円債市場復帰を非保証で行うことができた」との声明をウェブサイトで掲載した。

  大和証券のデット・キャピタルマーケット部の栗原隆介シンジケート課次長は、投資適格未満のサムライ債は珍しいが、「国内市場にない水準の利回り妙味やソブリン発行体ということもあり、リスク許容度が高い国内外の投資家からの需要を集めた」と説明。今後もこうしたサムライ債の発行拡大を期待したいと話した。

  トルコ債の格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが「Ba1」、フィッチ・レーティングスが「BB+」、日本格付研究所(JCR)が「BBB-」となっており、JCR以外は投機的水準。

  同国のサムライ債発行は、14年9月以来。これまではJBICの保証が付くことが多く、ブルームバーグのデータによると、保証が付与されないのは13年以来だという。共同主幹事は、大和証券、みずほ証券、SMBC日興証券の3社。

(第4段落を追加して、更新しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE