クアルコムの買収完了難航か、NXP株主から十分な支持得られず

  • 一部の株主は買収額を最低でも1株125ドルに引き上げ要求
  • NXP株80%を保有する株主が売却か買い付けに応じる必要

米クアルコムによるオランダのNXPセミコンダクターズ買収計画が再び暗礁に乗り上げている。クアルコムの470億ドル(約5兆3000億円)規模の買収提案は、待ち望んでいた当局の承認には近づいたものの、NXP株主からの必要な支援は得られていない。

  少なくとも計15%のNXP株を保有する株主らは、1株110ドルでの既存の買収案を支持しないと表明。最低でも1株125ドルへの引き上げを求め、クアルコムに圧力をかける計画だ。

  問題は、クアルコムがNXP買収を確定するにはNXP株80%を保有する株主が売却するか買い付けに応じる必要があるということだ。

  クアルコムは11月初めに米ブロードコムの一方的な買収提案の標的となり、NXPの買収完了は急務となっている。クアルコム取締役会はブロードコムによる1050億ドル規模の買収提案について、自社の成長見通しを過小評価しているとして拒否した。

  ウエストチェスター・キャピタル・マネジメントでマージャー・ファンドを運用するロイ・ベーレン氏は「クアルコムがNXPを買収すれば、ブロードコムにとってクアルコム買収はずっと大規模で複雑な取引となる」と指摘。同氏はクアルコムが買収提案を引き上げるとみている。

  クアルコムはコメントを控えた。NXPはリチャード・クレマー最高経営責任者(CEO)がディールへの取り組みを先月あらためて表明したことに言及し、それ以上のコメントはないと説明した。

原題:Qualcomm’s NXP Bid Faces Shortage of Support as Activists Circle(抜粋)

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