バンカーの報酬巡り論戦-UBSトップと元英中銀副総裁

  • 元英中銀のタッカー氏はスイスによるUBS救済を指摘
  • スイスは救済で利益を得たとエルモッティCEO

UBSグループのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は11月30日、バンカーは事業環境の厳しさに不満を示すのではなく自らの報酬を減らすべきだと論じた元イングランド銀行(英中央銀行)副総裁に反論した。

  ロンドンでの会議で、英中銀副総裁を務めたポール・タッカー氏からの問い掛けにエルモッティCEOは「報酬に問題があるのなら、バンカーだけを指差すのではなく、経済にどのように報酬が配分されているのかを検証すべきだ」と主張。タッカー氏の言い分は「あまりに単純化し過ぎており、利益を生み出せずに不満を抱える人々らによる報酬のみに焦点を絞ろうとする試みにより生じる問題のまさに一端だ」と語った。

  会場の最前列に座っていたタッカー氏は、2008年にスイスでUBSが救済されたことに触れ、「バンカーが利益を得て、納税者が損失を被っている」と指摘。これに対しエルモッティCEO(57)は、タッカー氏は「事実を見るべきだ」と述べ、スイスはUBS救済で利益を出したと説明した。

原題:UBS CEO Has Heated Exchange With Ex-Senior Central Banker (1)(抜粋)

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