日本生命:カーライルから米運用会社に出資、約550億円-運用高度化

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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

日本生命保険は米資産運用会社TCWグループの持ち分24.75%をカーライルグループから取得すると正式に発表した。世界各国の低金利で運用難が続くなか、運用の高度化を図る。事情に詳しい関係者によれば、取得金額は550億円程度。

  日本生命は2015年3月に、10年間で海外保険事業やアセットマネジメント事業で最大1兆5000億円の投資が必要との考えを示しており、今回の出資はその一環。すでに豪ナショナル・オーストラリア銀行からMLC生命を買収したほか、印リライアンス・グループ傘下の資産運用会社に追加出資するなど成長に向けた投資を進めている。

  TCWは1971年にロサンゼルスで創業。米国債券の運用に強く、運用資産の8割以上が米国債券。13年2月にはカーライルが運用するファンドが仏ソシエテ・ジェネラルから持ち分を取得していた。日生に持ち分の一部を売却するのに伴い、カーライルは31.18%、TCWの経営陣・従業員は44.07%の持ち分を保有することになる。

  生保業界では海外の資産運用会社との提携を進めており、第一生命保険がジャナス・ヘンダーソン・グローバル・インベスターズに出資しているほか、明治安田生命が英資産運用2位のリーガル・アンド・ゼネラル・インベストメント・マネジメントと業務提携している。

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