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11月30日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎【NY外為】ドル、減税期待で下げ埋める-対円で112円台に上昇

  30日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が前日比ほぼ変わらず。マケイン米上院議員が審議中の税制改革法案を支持する姿勢を示したことから議会通過の見通しが強まり、ドルは下げを埋める展開となった。

  ドルは月末に絡んだ売りで下げる場面もあった。米10年債利回りの上昇を背景に、対円では一時112円64銭まで上昇した。ユーロは対ドルで一時1.1932ドルまで上昇したが、1.1940-50ドル近辺に控える戦術的な売り注文を前に上値が重くなった。

  ポンドは一時1%上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱に向けた交渉が進展しているとの見方が強まり、買いが膨らんだ。

  ニューヨーク時間午後4時27分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず。ドルは対円で0.6%上昇の1ドル=112円56銭。対ユーロでは0.6%安の1ユーロ=1.1913ドル。ポンドは対ドルで0.9%上昇の1ポンド=1.3533ドル。
  税制改革法案は上院本会議で審議されており、共和党議員は意見の相違点を埋め、週末までの採決を目指している。

  10月の米個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除いたコア指数が前年比で1.4%上昇と、予想に一致した。前月の数値が0.1ポイント上方修正されたことはドルの支援材料となった。

欧州時間の取引

  ユーロは1.1809ドルまで下落する場面があった。11月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.5%上昇に加速したものの、ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値1.6%上昇を下回ったことから売りが出た。
原題:Pound Jumps 1% as Optimism on Brexit Talks Rises, Dollar Weakens(抜粋)
USD Reverses Drop; Stocks Soar, Treasuries Fall as Taxes AdvanceDollar Erases Drop to Notch 4-Day Winning Streak; Euro Resilient
Euro Comes Under Pressure Through Crosses as CPI Misses Estimate

◎米国株・国債・商品:株が反発、税制法案可決への期待高まる

  30日の米株式相場は上昇。共和党のマケイン上院議員が上院の税制改革法案を支持する意向を表明したことが手掛かり。前日に大幅安となっていた大型ハイテク銘柄が持ち直した。米国債は下落。10年債利回りは一時2.43%となる場面があった。

  • 米国株は反発、ダウ平均2万4000ドル突破-ハイテク銘柄が回復
  • 米国債は下落、10年債利回り2.4%台に上昇
  • NY原油は小反発、月間は3カ月連続高-OPECが減産延長で合意
  • NY金は続落、米インフレ指標受け利上げの論拠強まったとの見方

  上院本会議での税制改革法案採決を前にマケイン議員が支持を明らかにしたことで、ダウ工業株30種平均は2万4000ドルの節目を突破。S&P500種株価指数は月間ベースでの上昇を確保。2007年以降で最も長い8カ月連続高となった。

  S&P500種は前日比0.8%上げて2647.58。ダウ平均は331.67ドル(1.4%)高の24272.35ドル。ニューヨーク時間午後4時30分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.41%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小幅反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が減産延長で合意したことを好感した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は10セント(0.2%)高の1バレル=57.40ドルで終了。月間では5.6%上昇し、昨年初め以降で最長の3カ月連続高。ロンドンICEの北海ブレント1月限は前日比46セント上げて63.57ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を上回ったことから、利上げの論拠が強まったと受けとめられた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.7%安の1オンス=1276.70ドルで終了した。

  朝方発表された10月の米個人消費支出(PCE)は前月比0.3%増加と、そこそこの伸びを示した。個人所得は引き続き堅調を示し、PCE価格指数は食品とエネルギーを除いたコア指数が前年比で1.4%上昇と、予想に一致した。

  米国債は、税制改革の実現に対する期待の高まりが朝方の取引で重しとなった。月末にかけて長期債が短期債よりも健闘し、5年債と30年債の利回り差は3bp縮小した。
原題:U.S. Stocks Gain on Tax Outlook as Treasuries Drop: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Lower, Tax Talk Weighs; Curve Flattens Into Month-End(抜粋)
Oil Gains for Third Straight Month as OPEC Extends Supply Curbs(抜粋)
PRECIOUS: Gold Drops as U.S. Inflation Data Bolsters Fed’s Case(抜粋)

◎欧州株:反落、引けにかけて上げを消す-英国株は2カ月ぶり安値

  30日の欧州株式相場は反落。指標のストックス600指数は一時0.6%高となったが、引けにかけて売りに押され下げに転じた。

  ストックス600指数は0.3%安の386.69で終了。

  業種別19指数のうち15業種が下落。食品・飲料は0.6%安。通信サービスは0.3%高、石油・ガスは0.2%安。

  英FTSE100指数は0.9%安、2カ月ぶり安値。
原題:Europe Stocks Erase Gains as Dollar Dips, Pound Gains onBrexit(抜粋)


◎欧州債:周辺国債が堅調、イタリア債中心に買われる

  30日の欧州債相場は、ユーロ圏周辺国債が午後に上げ幅を拡大。過去に発行した債券を交換する入札の実施見通しが後退したイタリア債が買われたほか、月末の動きに絡みフランス債も堅調だった。利回り曲線は全般的にフラット化した。

  ドイツ債先物も上昇。ドイツ消費者物価指数(CPI)が堅調だったためユーロ圏CPIに対する期待が高まっていたが、この日発表されたユーロ圏CPIは市場予想に届かなかった。

  軟調なインフレでQE長期化への期待が台頭する可能性があり、そうなればイタリアなどが大きな恩恵を受ける。イタリア10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.75%。大口のブロックトレードがロンドン時間午後3時48分に成立。
原題:Italy Drives Peripheral Tightening: End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します.)
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