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きょうの国内市況(11月30日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、米国の景気良好と金利高-金融や鉄鋼、陸・海運株上げる

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  東京株式相場は続伸。米国の景気堅調と長期金利の上昇が好感され、保険や銀行、証券株など金融セクターが高く、鉄鋼や海運、陸運株の上げも目立った。世界的に半導体などハイテクから金融に投資人気がシフトしている影響も受けた。

  TOPIXの終値は前日比5.93ポイント(0.3%)高の1792.08、日経平均株価は127円76銭(0.6%)高の2万2724円96銭。

  ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「景況感がグローバルで上方修正されており、米国のGDPも良く、株高基調を支える要因」と指摘。また、これまで相場を先導してきたハイテク株が売り込まれている点に言及し、「物色のスイッチが市況敏感やバリュー株に移っている」との認識も示した。

  東証1部33業種は海運、証券・商品先物取引、陸運、鉄鋼、その他金融、保険、不動産、銀行、小売など26業種が上昇。下落は電機、その他製品、機械、ゴム製品、精密機器、情報・通信、化学の7業種は下落。

  売買代金上位では、大和証券が投資判断を強気に上げた新日鉄住金、大手メディアで東京ディズニーランド・ディズニーシーの拡張方針が伝えられたオリエンタルランドは高い。SMBC日興証券が判断を強気に上げた広島銀行も上昇。半面、米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が29日の取引で4%超急落した影響で、東京エレクトロンやディスコ、アルバックが安く、メリルリンチ日本証券が弱気判断を付けた安川電機は大幅安となった。

  東証1部の売買高は24億4557万株、売買代金は4兆5393億円、MSCI指数リバランスの影響で代金は前日から58%急増し、9日以来の4兆円を突破した。値上がり銘柄数は1070、値下がりは878。

●債券下落、海外金利上昇受け売り先行-2年入札結果強めで下値は限定

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  債券相場は下落。前日に欧米債券市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売り圧力がかかった。半面、この日に実施された2年債入札は最低落札価格が市場予想を上回る結果となったことから下値は限定された。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比10銭安の150円96銭で取引を開始し、一時150円85銭まで下落した。その後はやや下げ渋る展開となり、結局は13銭安の150円93銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「米国の国内総生産(GDP)やドイツの消費者物価指数(CPI)が強かったことを背景に海外時間に欧米金利が大きくベアスティープ化した流れを引き継いで円債市場では売りが先行した」と指摘。一方、「入札結果は事前の調整が奏功して予想対比で強めとなり、相場がやや下げ止まる展開になった」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.03%で寄り付き、一時は0.04%と、20日以来の水準まで売られた。その後は0.035%で推移した。

  中期債も下落。2年物の382回債利回りは1.5bp高いマイナス0.16%と、2日以来の水準まで上昇。新発5年物の133回債利回りは一時2bp高いマイナス0.11%と、14日以来の高水準を付けた。

  財務省が実施した2年債入札の結果は、最低落札価格が100円53銭と、市場予想の100円52銭5厘を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.76倍と、前回の5.93倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は4厘と前回から横ばいだった。

●ドルは112円前半、五・十日需要や米税制期待-ポンド2カ月ぶり高値

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=112円台前半で堅調に推移。米国経済への楽観的な見方に加え、商業決済が集中する五・十日の仲値需要、米上院での税制改革法案可決期待などが支えとなり、ドル買い・円売りが優勢となった。

   ドル・円は午後3時27分現在、前日比0.2%高の112円19銭。朝方に付けた111円88銭から、徐々に水準を切り上げ、午後に入って一時112円21銭まで上昇した。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、ドル・円について、「動意ののりしろとしては上方向だと思う。北朝鮮リスクに対して市場の反応が限定的だったことから、残りの相場の材料は米税制改革の前進や米金利上昇などポジティブなものが中心になっている」と説明。また「ハードブレグジット(強硬な欧州連合離脱)回避期待でのポンド買い戻しで、ポンド・円も上昇し、ドル・円をサポート」と述べた。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.4%高の1ポンド=1.3466ドル。一時1.3480ドルと9月26日以来のポンド高・ドル安水準を付けた。ポンド・円は一時0.7%高の151円12銭と2日以来のポンド高・円安水準を付けた。英国と欧州連合(EU)の離脱交渉担当者が、清算金について大筋合意との報道や当局者がアイルランド国境問題で数週間中の合意予想と英タイムズ紙が報じたことが支援材料となった。

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