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OPEC総会で予想される4つのシナリオ-来年3月以降も減産継続へ

  • サウジは来年末まで9カ月の減産延長を推奨、見直しは6月総会のみ
  • 減産開始を1月から1年間に設定し直す強気シナリオも

石油輸出国機構(OPEC)と一部産油国は、原油の減産を現在期限としている来年3月以降も継続する公算が大きく、来年末までの延長がほぼ確実となっている。

  ただ、OPEC総会の結果は終了するまで不明で、どのような合意に達してもその意味合いは重要だ。石油トレーダーらは最終的な声明を注視し、OPECの世界の原油供給抑制に向けた決意の強さを判断する見通しだ。今週ウィーンに集まった関係者との会話に基づいて予想される4つのシナリオを以下に挙げた。

  1.来年末まで9カ月の減産継続。サウジアラビアはこのシナリオを推奨しており、OPEC総会においてサウジの方針に反する結果を予想するのは通常得策ではない。減産は来年末まで継続され、予定されている6月の総会以外、見直しの機会はない。

  2.減産を3カ月継続し、さらに6カ月延長する選択肢を残す。最も弱気なシナリオで、OPECは減産継続を6月の総会で決定することにより、原油市場の過熱に対するロシアの懸念を和らげようとする。

  3.来年1月から1年間の減産合意。減産を1月開始に設定し直し、OPEC加盟国以外の産油国をより多く合意に取り込むシナリオ。恐らく最も強気なシナリオだ。

  4.出口戦略の追加。OPECが減産を来年末まで継続する可能性はあるが、需給が再均衡し原油在庫がOPECの目標である過去5年平均の水準に戻った場合に、OPECがいかにして原油市場にとっての「ソフトランディング」を図るかについて文言を添える。

原題:Four Possible Scenarios to Watch for at OPEC’s Meeting in Vienna(抜粋)

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