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OPECとロシアなど産油国、2018年末までの減産延長で合意

更新日時
  • ナイジェリアとリビアが新たに合意参加-前回は免除されていた
  • 2大産油国のサウジとロシア、協調の強さを演出
Saudi Aramco
Photographer: Saudi Aramco
Saudi Aramco
Photographer: Saudi Aramco

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどOPEC非加盟の産油国は30日、減産措置を2018年末まで9カ月間延長することで合意した。世界原油市場の支配権を米国のシェール産業から奪還する取り組みの継続を決めた。

  ウィーンでの協議で取りまとめられたこの合意で2大産油国のサウジアラビアとロシアは協調の強さを演出し、ロシアが減産継続に難色を示すとのウォール街のアナリストらの予想は裏切られた。さらに、従来の減産合意への参加が免除されていたナイジェリアとリビアが新たに加わったことで合意の効力は高まった。

  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は会合後、ロシアのノバク・エネルギー相と記者会見し、「われわれは肩を並べ、一致団結している。協調は完璧だ」と語った。

  1年前の減産開始以来、世界の原油在庫は減少を続け、原油相場は1バレル当たり20ドル強上昇した。しかし、この日のOPEC総会で各国代表はまだ目標の成果は得られていないとの見解で一致した。減産延長の狙いは、市場過熱やシェールオイルの新たな大量供給を招くことなく備蓄を5年平均の水準に戻すことだ。
  
  仏トタルのパトリック・プヤンヌ最高経営責任者(CEO)はアントワープでの記者会見で、「基本的に減産はうまく機能している」と発言。「私は彼らが延長を決めたことに驚かない」と述べた。

  HSHノルドバンクのアナリスト、ヤン・エデルマン氏は、「良い意味で最も予想外だったのはリビアとナイジェリアの参加であり、これにより来年の供給面の不確実性はなくなる」と分析した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は0.2%高の1バレル=57.40ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は0.7%高の63.57ドルで取引を終えた。

原題:OPEC and Russia Extend Output Cuts, Boosting Oil Alliance (1)(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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