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米税制改革法案、歳入「トリガー」が新たな争点-赤字増えれば増税

  • コーカー議員、トリガー追加で「基本合意した」と発言
  • ケネディ、トゥーミー議員らは懐疑的-米商工会議所も批判

米共和党がまとめた税制改革法案は早ければ30日にも上院本会議で採決される運びとなりそうだが、法案に重大な修正が追加されたことが新たな争点となっている。保守派団体や議員らから強い反発を招き、年内に大型立法を実現するとの党指導部の目標達成が脅かされかねない。

Bob Corker

ボブ・コーカー上院議員

撮影:Andrew Harrer / Bloomberg

  上院予算委員会が28日に同法案を可決したのは、ボブ・コーカー議員(共和、テネシー州)が歳入トリガーと呼ばれる条項を盛り込むことで合意を取り付けたと述べた後だった。この条項は税制改革法によって財政赤字が拡大した場合、自動的に増税を発動する。

  このトリガー追加は、「基本合意した」と述べたコーカー議員にとっては勝利だが、発動に関する詳細な情報がないにもかかわらず、他の共和党メンバーや米商工会議所など共和党寄りの団体から批判が押し寄せている。

  ジョン・ケネディ上院議員(共和、ルイジアナ州)は「この法案について首をかしげたのは、これが初めてだ」と述べた。パット・トゥーミー議員(共和、ペンシルベニア州)は歳入トリガーについて、税制改革が経済成長を押し上げる能力を揺るがしかねないと指摘した。民主党の支持を得ずに上院本会議を通過するには、共和党議員52人のうち少なくとも50人の賛成票を確保する必要がある。歳入トリガーはコーカー議員やジェームズ・ランクフォード議員(オクラホマ州)、ジェフ・フレーク議員(アリゾナ州)の説得を助ける可能性がある一方、何人の議員が反対に回るリスクがあるのか現時点では不明だ。

原題:‘Trigger’ That Advanced GOP Tax Bill Poses Risks for Senate Vote(抜粋)

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