コンテンツにスキップする

安倍首相:北朝鮮に核・ミサイル廃棄求める姿勢は「不動の方針」

更新日時
  • 核武装を認めるという議論は「明確に間違い」-安倍首相
  • 「北朝鮮が本当にやりたいのは核実験」-元海将・伊藤俊幸氏
Reactions After North Korea Test-Fires ICBM Over Japan
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
Reactions After North Korea Test-Fires ICBM Over Japan
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

北朝鮮が米国全体を射程に入れた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功と発表したことを受け、安倍晋三首相は核・ミサイルを検証可能な形で完全かつ不可逆的に廃棄させることは「日本の不動の方針」との姿勢を示した。今後も米国と連携して核・ミサイルの廃棄を引き続き求めていく考えだ。

  安倍首相は29日午後の参院予算委員会で、「今の北朝鮮の核武装を認めてこれ以上の挑発をやめさせるべきだという議論があるが、これは明確に間違いだ」と強調。今後も「最大限まで圧力を高めていく必要がある」と語った。武見敬三氏(自民)への答弁。

  北朝鮮による弾道ミサイル発射は9月15日以来。国営テレビは29日、新たなミサイル「火星15」の発射に「成功」したと報道。金正恩朝鮮労働党委員長が核プログラムの完成を宣言したと伝えた。河野太郎外相は29日午前、「この2カ月間、さまざまエンジンのテストなど発射の準備をしていたと思うので、北朝鮮が自制をする意図がないということが明確になった」と官邸で記者団に語った。

  元海将の伊藤俊幸・金沢工業大学虎ノ門大学院教授は今回のミサイルで飛行距離的には米国全土を狙えるものの、「飛ぶロケットができたというだけだ。直ちに本土に攻撃できるものではない」と指摘。弾頭部分が大気圏に再突入する際の高温に耐えられる技術もないとの見方を示した。

  その上で、北朝鮮の今後の行動について「本当にやりたいのは核実験」と述べ、弾道ミサイルに搭載する核兵器の小型化に向け、7回目の実験を近く行う可能性も「十分ある」と語った。

  安倍首相は北朝鮮が核弾頭を大気圏に再突入させる技術を取得したかどうかは「定かではない」と述べる一方、「もしこの技術を手に入れて核を小型化して弾頭に積むことができるようになれば、ほとんど全ての国々に対して大きな脅威となる」との認識を示した。山本一太氏(自民)への答弁。

(最終段落を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE