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鉱工業生産2カ月ぶり上昇、予想下回る-「持ち直しの動き」維持

更新日時
  • 10月は前月比0.5%上昇、11月は2.8%上昇、12月は3.5%上昇を予測
  • 11月から改善予想、外需と生産は増加基調を維持-大和証券の永井氏
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Bloomberg
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10月の鉱工業生産指数は、2カ月ぶりの上昇となった。基調判断は「生産は持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。経済産業省が30日発表した。

キーポイント

  • 鉱工業生産指数は前月比0.5%上昇(ブルームバーグ調査の予想中央値は1.8%上昇)-前月は1%低下
  • 前年同月比は5.9%上昇(予想は7.1%上昇)-前月は2.6%上昇
  • 製造工業生産予測調査によると、11月は前月比2.8%上昇、12月は同3.5%上昇


一進一退が続く

背景

  世界経済と歩調を合わせ、輸出主導で日本経済も好転している。生産も好調を維持しているが、日産自動車や神戸製鋼所などで相次いだ不正行為が影を落とす。エコノミストは新車販売が落ち込み、生産の下押し圧力となったとみている。

  日産自動車は今期(2018年3月期)の営業利益見通しを従来の6850億円から6450億円に下方修正した。無資格検査の影響やコスト効率化の進ちょくを考慮した。新車の注文にもキャンセルが出ており、影響は広がっている。

  内閣府が発表した11月の月例経済報告では、生産は「持ち直している」との判断を12カ月連続で維持した。先行きも海外景気の回復を背景に「持ち直しが続くことが期待される」としている。

エコノミストの見方

  • SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは電話取材で「世界的に生産関連の指数はピークアウトしている」と指摘。日本で今回の指数が予想を下回る低い伸びにとどまったことについても「スピード調整の範囲」との見方を示した。
  • 大和証券の永井靖敏チーフエコノミストは、予想よりも悪かったが、11月と12月にかけて改善するとみている。外需と生産は増加基調を維持しており、「ある程度しっかりした水準」と述べた。

詳細

  • 15業種のうち、電気機械工業や輸送機械工業など8業種が前月比上昇
  • 6業種が前月比低下、窯業・土石製品工業は横ばい
(エコノミストコメントを差し替え、詳細を追加しました.)
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