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上院税制法案に勢い、トランプ大統領が態度保留の共和議員と協議

更新日時
  • トランプ大統領:和気あいあいとした会合だった
  • 上院予算委員会は税制法案を可決、異議唱えた共和党2議員も賛成票

トランプ米大統領は28日、税制改革法案への支持を保留している共和党上院議員と非公開で協議し、年内に税制改革法が成立する見通しは明るくなった。

  トランプ大統領は昼食会を兼ねた話し合いを終えた後、非常に和気あいあいとした会合だったと説明。「彼らは実現を見たいと思っている」と述べた。

  この日の午後、上院予算委員会は税制法案を可決。採決結果は共和、民主両党の所属通り、賛成12、反対11だった。異議を唱えていた共和党のジョンソン、コーカー両議員も賛成票を投じた。

  大規模な歳入不足が生じた場合に増税を発動するトリガー条項を税制法案に盛り込むよう求めているコーカー議員は、自分の要求が法案起草担当者らに受け入れられたと思うと語った。

  投票終了後、トランプ大統領は記者団に対し、法案には調整が加えられるだろうと発言。「最終的に多くの調整が行われるが、その結果は極めて重大なものになる」と述べた。

  税制法案に民主党議員全員が反対したとしても上院共和党が可決するには、造反を2人までに抑える必要がある。このため、同党では上院議員の不満解消が極めて重要になる。

  この日の会合でトランプ大統領は、コーカー議員らが提案しているトリガー条項を受け入れる用意があると述べた。ラウンズ議員は「大統領は冷や水を浴びせなかった。うまくまとめよう、何としてもチーム一丸となろうとだけ語った」と説明した。

  しかし一部の共和党議員はトリガー条項への反対を示唆しており、ケネディ議員は「米国民への自動的な増税実施に賛成票を投じるつもりはない」と語った。

  またラウンズ議員によれば、税制法案のいわゆるパススルー事業体への税優遇措置が不十分で、法人より不利な立場に置かれていると主張するジョンソン議員にもトランプ大統領は配慮し、同議員の質問に答えたり理解を示した。さらに大統領は、アレグザンダー、マリー両議員が医療保険制度改革法(オバマケア)に関連して提出した法案にも賛意を示したという。この法案は医療保険市場の安定化を目指し、既往症がある人を受け入れる保険会社への支払いを認めるもので、オバマケアが国民に義務づける医療保険加入の廃止に懸念を表明してきたコリンズ、マカウスキ両議員の支持を取り付けるのに寄与する可能性がある。

原題:Tax Plan Gains Steam After Trump ‘Lovefest’ With GOP Senators(抜粋)

(第4段落以降に協議についての詳細などを追加して更新します.)
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