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【米国株・国債・商品】S&P500種が高値更新、減税に向け進展で

更新日時
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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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28日の米株式相場は上昇し、主要株価指数が過去最高値を更新した。米上院予算委員会が税制改革法案を可決し、法人税引き下げに向けて前進したことが手掛かり。米国債はまちまちとなり、10年債利回りは午後遅くに下落に転じた。

  • 米国株は上昇、S&P500種が過去最高値更新-減税に向け進展で
  • 米国債はまちまち、10年債利回りは2.32%台に小幅低下
  • NY原油は続落、OPEC減産延長に関するロシアのスタンス不透明
  • NY金は小幅高、税制改革巡る議論やトランプ氏のツイート受けて日中はもみ合い

  S&P500種株価指数は2カ月ぶりの大幅上昇となった。午後は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと伝わった後に上げ幅を縮小する場面もあった。業種別11指数では銀行が2%余り上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されているパウエル理事が金融規制の強化を考えていないことを示唆したのが背景にある。米10年債利回りは北朝鮮のミサイル発射にあまり反応せず、午後は2.33%近辺で推移した。

  S&P500種株価指数は前日比1.0%上げて2627.04。ダウ工業株30種平均は255.93ドル(1.1%)高の23836.71。ニューヨーク時間午後4時30分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下し2.33%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。石油輸出国機構(OPEC)の減産延長合意に関するロシアのスタンスが不透明なことが嫌気された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は12セント(0.2%)安の1バレル=57.99ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は23セント下げて63.61ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。日中はもみ合いの展開だった。相次ぐ経済指標の発表や税制改革関連のニュースに加え、米予算協議に関するトランプ大統領のツイートを背景に、慎重な動きが広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.1%未満上げて1オンス=1299.20ドルで終了した。

Year-End Strength

  週末にかけて、上院の税制改革法案は集中的に審議される見通し。共和党のロン・ジョンソン、ボブ・コーカー両議員は法案への反対をこの日の採決の前に取り下げた。「今週は、すべて上院の共和党議員らにかかっている。異議を唱える共和党議員を賛成に回すことができるかどうかだ」と、プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は話した。

  米国債は、財務省がこの日実施した7年債入札の軟調や税制改革法案の進展を受け、上昇分をほぼ全て削った。

原題:Stocks, Greenback Gain as Tax Reform Passes Hurdle: Markets Wrap(抜粋)
USTs Pare Gains Into Close After Soft 7Y Sale, Tax Bill Progress(抜粋)
Crude Wavers Amid Russia’s Shaky Stance on OPEC Deal Extension(抜粋)
Gold Gets Whipsawed as Tax Fracas, Trump Tweet Swamp Data Deluge(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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