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ゴールドマン、原油安のリスク警告-OPEC総会巡る不透明感で

  • 原油相場は6月から40%余り上昇、減産延長の観測が追い風
  • ロシアは今のところ9カ月の減産延長を公式に承認していない

30日の石油輸出国機構(OPEC)総会の行方を巡る不透明感から原油安のリスクが生じていると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。減産が来年末まで延長されるとの観測を背景に原油相場は上昇していた。

  ダミアン・クーバリン氏らゴールドマンのアナリストは27日付のリポートで、OPECと他の産油国は原油の減産措置の期限を現行の来年3月末から9カ月延長するとしたサウジアラビアの提案を受け入れる可能性が高いことが、原油価格とタイムスプレッド、ヘッジファンドのポジショニングの全てに反映されていると説明。原油相場は6月以降に40%余り上昇し、2015年以来の高値近くとなっている。

OPEC Uncertainty

  一方、減産延長が実現しなければ弱気相場につながるとゴールドマンは予想。成否を疑う複数の理由があるとした。削減量がサウジに次いで大きいロシアは今のところ9カ月の減産延長を公式に承認しておらず、市場のデータは原油在庫の減少ペース加速を示唆している。

  クーバリン氏はリポートで、「今回の会合の結果は通常よりもずっと不確実だと考えている」と指摘し、「原油相場はファンダメンタルズ(需給要因)と比べて行き過ぎた水準にあり、30日の会合にかけて価格リスクは下落方向に傾いている」との見方を示した。

原題:Goldman Warns of Oil-Drop Risk as Uncertainty Grips OPEC Meeting(抜粋)

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