【NY外為】ドル5日ぶり上昇、朝方の下げから反転-ユーロ下落

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Photographer: Scott Eells/Bloomberg

27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。朝方は下げていたが、米税制改革を巡る議会審議に市場の焦点が移る中で小幅高に転じた。

  トランプ大統領はこの日、税制改革法案の議会審議について「非常にうまくいっている」とツイート。これを手掛かりにブルームバーグ・ドル・スポット指数は上げに転じた。ドルは主要10通貨のうちニュージーランド(NZ)ドルと円を除く全てに対して上昇。一方でユーロは朝方の上げを失い、1ユーロ=1.1900ドル付近。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%上昇。一時0.3%安まで下げた。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1898ドル。朝方には一時1.1961ドルに上げる場面もあった。ドルは対円で0.4%下落し1ドル=111円10銭。

  米議会は感謝祭に伴う休会から戻り、税制改革を巡る審議を再開した。上院は早ければ30日の採決を目指している。このほか金融政策にも注目が集まりそうだ。今週は米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたパウエル理事の指名承認公聴会、ならびにイエレン現議長の議会証言が予定されている。

  TDセキュリティーズの為替ストラテジスト、メイゼン・アイサ氏は、税制改革法案が今週可決されたとしても、「それは議論が両院協議会に移ることを意味する。厳しい状況に直面する可能性があるのはそこだ」と指摘。「それを基に考えた場合、米国の投資家が休暇から戻ってくることもあり、ドルは下向きの圧力に脆弱(ぜいじゃく)な状況が続くと考えられる」と続けた。

  ドルは対円で一時110円84銭と、約2カ月ぶりの安値を付けた。TBSは、日本政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めていることが分かったと伝えた。

欧州時間の取引

  ユーロは欧州時間に一時上昇し1ドル=1.1957ドルを付けた。リアルマネー系やレバレッジ投資家の動きが背景にある。ただその後は上げを失う展開となった。

  ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は最大野党である社会民主党(SPD)との大連立を目指すことで同意した。

原題:Dollar Posts 1st Gain in Five Sessions; Euro Hovers Around 1.19(抜粋)
Euro Stays Above $1.19 as Dollar Meets Fresh Round of Sellers

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