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11月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが5日ぶり上昇、朝方の下げから反転-ユーロは下落

  27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。朝方は下げていたが、米税制改革を巡る議会審議に市場の焦点が移る中で小幅高に転じた。

  トランプ大統領はこの日、税制改革法案の議会審議について「非常にうまくいっている」とツイート。これを手掛かりにブルームバーグ・ドル・スポット指数は上げに転じた。ドルは主要10通貨のうちニュージーランド(NZ)ドルと円を除く全てに対して上昇。一方でユーロは朝方の上げを失い、1ユーロ=1.1900ドル付近。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%上昇。一時0.3%安まで下げた。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1898ドル。朝方には一時1.1961ドルに上げる場面もあった。ドルは対円で0.4%下落し1ドル=111円10銭。

  米議会は感謝祭に伴う休会から戻り、税制改革を巡る審議を再開した。上院は早ければ30日の採決を目指している。このほか金融政策にも注目が集まりそうだ。今週は米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたパウエル理事の指名承認公聴会、ならびにイエレン現議長の議会証言が予定されている。

  TDセキュリティーズの為替ストラテジスト、メイゼン・アイサ氏は、税制改革法案が今週可決されたとしても、「それは議論が両院協議会に移ることを意味する。厳しい状況に直面する可能性があるのはそこだ」と指摘。「それを基に考えた場合、米国の投資家が休暇から戻ってくることもあり、ドルは下向きの圧力に脆弱(ぜいじゃく)な状況が続くと考えられる」と続けた。

  ドルは対円で一時110円84銭と、約2カ月ぶりの安値を付けた。TBSは、日本政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めていることが分かったと伝えた。

欧州時間の取引

  ユーロは欧州時間に一時上昇し1ドル=1.1957ドルを付けた。リアルマネー系やレバレッジ投資家の動きが背景にある。ただその後は上げを失う展開となった。

  ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は最大野党である社会民主党(SPD)との大連立を目指すことで同意した。
原題:Dollar Posts 1st Gain in Five Sessions; Euro Hovers Around 1.19(抜粋)
Euro Stays Above $1.19 as Dollar Meets Fresh Round of Sellers

◎米国株・国債・商品:S&P500がほぼ変わらず、原油安で伸び悩む

  27日の米株式相場はほぼ変わらず。重要イベントやその他材料が多い週を迎え、前週末終値を挟んでもみ合い、原油相場の急落後にエネルギー株が売られた。米国債は荒い値動きを経て上昇、10年債利回りは低下した。

  • 米国株はほぼ横ばい、原油相場下落でエネルギー株に売り
  • 米国債は上昇、イールドカーブがスティープ化
  • NY原油が反落、OPEC会合巡る不透明感続く
  • NY金は反発、一時1300ドル台-インフレ鈍化観測

  石油リグ(採掘装置)稼働数が増加したこと、また石油輸出国機構(OPEC)とロシアが来年末まで減産を延長する枠組みで合意したとの報道を受け、ニューヨーク原油先物が下落。これでマラソン・オイルなどの銘柄が売られ、S&P500種株価指数は朝方の上昇分をほぼ全て消した。一方で米国債は上昇。北朝鮮がミサイル発射準備とみられる信号を日本政府が感知したと報じられた後、10年債利回りはこの日の最低をつけた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%未満下げて2601.42。ダウ工業株30種平均は22.79ドル(0.1%)高の23580.78。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.33%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。米国のリグ数の増加が重しになったほか、石油輸出国機構(OPEC)の減産延長戦略を巡る不透明感が続いた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は84セント(1.4%)安の1バレル=58.11ドルで終了。一時は2.4%下落する場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント1月限は63.84ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇し、一時は6週間ぶりにオンス当たり1300ドルを上回った。ドルが上下に振れたことが背景。今後相次いで発表される経済指標や政治ニュースに備える動きも広がった。今週発表のインフレ指標は減速が予想されている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前週末比0.5%高の1オンス=1298.90ドルで終了した。

  S&P500種の業種別11指数では、エネルギーが1%安。公益事業や電気通信サービスは上昇した。

  ウエスタン・デジタル、シーゲート・テクノロジー、マイクロン・テクノロジーといった銘柄が下げ、ナスダック100指数を押し下げた。モルガン・スタンレーによるウエスタン・デジタル投資判断の引き下げが材料視された。

  米国債相場は5年債と10年債を中心に値上がりした。5年債と30年債の利回り差は一時、72bpまで拡大した。
原題:Stocks Languish at Start of Busy Week, Oil Drops: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Choppy, Curve Steepens After Early Flattening Unwound(抜粋)
Oil Slips From Two-Year High as Doubts Over OPEC Meeting Linger(抜粋)
Gold Flirts With $1,300 as Low Inflation Dents Rate-Hike Case(抜粋)

◎欧州株:2日続落、基礎資源銘柄がストックス600指数押し下げ

  27日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数が2日続落。不 動産株が上昇したものの、基礎資源銘柄が売られ指数を押し下げた。
  ストックス600指数は前週末比0.5%安の384.87で終了。業種別の基 礎資源は1.2%安となり、ほぼ2週間ぶりの大幅な下げ。不動産は0.3% 高。ユーロ・ストックス50指数は0.5%安。

  域内主要株価指数は、ドイツDAXが0.5%安、フランスの CAC40が0.6%安、英FTSE100は0.4%安。

  スイスの富裕層向け資産運用会社ジュリアス・ベア・グループ は6.4%安と急落。
関連記事:ジュリアス・ベア:コラルディCEOが辞任-後任にホルダー氏
原題:Europe Stocks Fall as Miners’ Slide Offsets Property Firms’ Gain(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が小動き、米税制改革法案の行方にらむ

  27日の欧州債相場は、ドイツ債先物が小動き。フランス債は堅調。 米国債の上昇も支援材料となった。今週は米上院で税制改革法案の採決 が計画されており、米国債が相場をリードする公算が大きい。

  ユーロ圏域内では週内に発表される11月のインフレ統計が最も注目 されている。
原題:Bunds Volatility Bleed Continues; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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