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カナダのトルドー首相が来月訪中-貿易が主要議題に

  • 12月3-7日に中国を訪問、ビジネス関係の強化狙う
  • カナダは中国との本格的な自由貿易交渉開始の可能性を探ってきた

カナダのトルドー首相は12月3日から中国を訪問する。カナダは世界2位の経済大国である中国とのビジネス関係強化を目指しており、貿易が主要議題となる見通し。

  北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を続けるカナダ政府は、環太平洋連携協定(TPP)署名11カ国による新協定締結に向けた協議で「大筋合意」に抵抗。26日の発表資料によると、トルドー首相は今回の訪中で「良質な中間層の雇用をもたらす前向きな貿易アジェンダと観光イニシアチブ」の促進、気候変動対策での協力強化を目指す。訪問は7日までの予定。

  トルドー首相は発表資料で、「より緊密な関係とは、良いガバナンスや言論の自由、法の支配などの人権問題を巡り、定期的かつ率直な対話を行う機会が増えることを意味する。両国の関係強化と貿易・投資面のさらなる協力の土台づくりに向けて、中国指導部と再び会うことを楽しみにしている」と表明した。

  カナダは中国との本格的な自由貿易交渉開始の可能性を探ってきた。カナダ紙ナショナル・ポストは匿名の外交関係者の話として、トルドー首相による今回の訪中で協議がスタートすると今月報じたが、26日の発表文はこれに触れていない。同首相は過去には中国とは人権などの問題で立場の違いがあり、合意には困難を伴う可能性を示唆していた。

  中国は昨年時点でカナダにとって米国に次ぐ2番目の貿易相手国で、貿易総額は約700億ドル(約7兆8000億円)に上る。

原題:Trade High on Trudeau’s Agenda for Visit to China Next Week(抜粋)

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