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次の革命はカーナビか-戦闘機のテクノロジー、いずれは全車に搭載も

  • HUD技術の「ナブディ」、市場で499ドル買える
  • 幅が約15センチ、高さ5センチほどのレンズに道路情報を投影

日産自動車の白い「アルティマ」を借りて、米オハイオ州からフロリダ州フォートローダーデールまで旅した。

  レンタカー会社は提供してくれないが、 フロントガラスに地図情報を表示するカーナビ「Navdy(ナブディ)」を利用してみた。戦闘機に最初に採用された「ヘッドアップディスプレイー(HUD)」技術を使い市場では499ドル(約5万5600円)で買えるこの製品で、映画「トップガン」気分が味わえる。

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フロントガラスに地図情報を表示する「Navdy(ナブディ)」

ソース:Navdy

  レンタカーにしろ自家用車にしろ、車内のカップホルダーにスマートフォンを取り付け、「グーグルマップ」を起動させるのが私のいつものやり方だ。必要に応じてスマホに目をやるが、そのたびに道路から目を離すことになる。HUDならそんな必要もなくなる。

  ナブディは、幅が約6インチ(約15.2センチ)、高さ2インチのレンズに情報を投影する。ブルートゥースとアプリでつなぐスマホと車内の「OBD2」ポートから情報を得る。自動車の自己診断機能機能「OBD」経由で、ナブディは運転速度やエンジン温度、燃費といったパフォーマンスデータを集める。OBD2ポートはナブディの電源ともなる。

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ソース:Navdy

  取り付けは15分ほどだが、ディスプレーに慣れるにはもう少し時間がかかる。ナブディは単に運転を手助けしてくれるだけでなく、メディア・コミュニケーションツールにもなる。設定次第で電子メールやテキストメッセージがポップアップするほか、手を動かすだけで内容を読み上げさせたり無視したりすることができる。相手側に電話を求めるメッセージのカスタマイズも可能だ。

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ソース:Navdy

  運転し始めてすぐの数時間はなんだかダッシュボード上のエンターテインメントのように感じてたが、しばらくすると道路標識や信号と同様に視界の一部となった。自家用車のカップホルダーに装着した衛星利用測位システム(GSP)に戻って初めて、そうしたカーナビの利用がいかに道路から視線を外すことになるかが分かる。

  将来的には全ての車にHUDが搭載されるだろうと考えながら車を降りた。電気自動車や自律走行車への移行のように、HUDは論理的で不可避な次のステップのように思える。自動車メーカーもそう考えているようだ。ルノーグループは2018年に欧州でナブディを乗用車のオプションに加えると発表した。

原題:The Navdy Heads-Up Display Will Revolutionize How You Drive(抜粋)

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