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日銀国債買い入れ、残存1年以下は異次元緩和以降の最低水準に

  • 残存1年以下の国債買い入れ額は500億円、11月運営方針の下限
  • 短期ゾーン全般で買い入れを減らしていく日銀の姿勢-バークレイズ
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Bloomberg
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日本銀行は残存期間1年以下の国債買い入れオペを、2013年4月の異次元緩和策導入以降の最少まで減額した。市場関係者は、日銀がイールドカーブ(利回り曲線)に沿った形で購入額の修正を進めているとみている。

  27日午前10時10分の金融調節で日銀が金融機関に通知した残存1年以下の国債買い入れ額は500億円。11月の運営方針で示した同ゾーンの1回当たりオファー金額のレンジ500億~1500億円の下限に達した。日銀は国庫短期証券の買い入れでも減額を進めており、「20兆円台前半」としていた11月の保有残高は20兆円割れがほぼ確実視されている。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、短期国債買い入れオペと平仄(ひょうそく)を合わせる形だと指摘。「短国だけ減額しても、需給逼迫(ひっぱく)と金利低下を和らげる効果は限定的。短期ゾーン全般で買い入れを減らしていく日銀の姿勢が伺える」と言う。

  日銀は24日に、残存25年超の国債買い入れを900億円と、従来の1回1000億円から減らしたばかりだった。野村証券の松沢中チーフストラテジストは、「先週末のサプライズのオペ減額で、日銀が従来よりもスティープ化したイールドカーブを望んでいることを示唆。フラット化のトレード仕掛けにくくなった」とみている。

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