中国経済は11月に減速、民間指標が示唆-海外投資家などの景況感悪化

  • 投資家の向こう1年間の期待を測る指数は7.6に低下
  • セールス担当者の景況感も低下、中小企業景況感指数は改善
Photographer: Qilai Shen

中国経済に対する景況感は中小企業の一部では改善しているものの、海外投資家のほか、セールス担当者や製鉄関係者の間では悪化していることが、11月の民間指標で示唆された。

  中国指導部がより持続可能な経済成長に軸足を移す方針を明示し、環境汚染と金融リスク抑制に向けた改革を推し進める中、中国経済は長期的には減速軌道にある。エコノミストは中国の今年の国内総生産(GDP)伸び率は6.8%で、2018年は6.4%に鈍化すると予想している。

  国際金融市場の専門家もあまり楽観的ではない。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)と復旦大学(上海)の共同プロジェクト、チャイナ・エコノミック・パネル(CEP)の調査によると、中国の向こう1年間に対する投資家の期待を測る指数は11月に7.6と、10月の17.3から低下。長期平均の5.4は上回った。

  ロンドンを本拠とする調査会社ワールド・エコノミクスの調査によれば、11月のセールス担当者の景況感は51.5に低下し、1年1カ月ぶりの低水準となった。同社のエド・ジョーンズ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「中国経済は11月も引き続き成長しているものの、ペースは鈍化している」と指摘。「パネリストの説明によると、各社は今後のリスクや将来の問題に備える能力を高めるため、設備投資や在庫を減らし、業績不振の取引先へのエクスポージャーを抑制している」とコメントした。

  S&Pグローバル・プラッツ・チャイナ・スチール・センチメント指数は11月に31.93と、10月の33.61からやや低下。同指数は中国を拠点とするトレーダーや製鋼所など75-90の市場参加者を対象とする調査に基づく。

  一方、英銀スタンダードチャータードが公表した11月の中小企業景況感指数は56.1と、前月の55.2から改善。同指数は500社を超える中小企業が調査対象。

原題:Early China Indicators Signal That Economy Cooled in November(抜粋)

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