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アジアのドル建て債市場活況もシンガポール素通り-中国の影響力拡大

  • シンガポールでの投資家説明会開催を見送る中国発行体が増える
  • 中国企業はより幅広い債券投資家との連携構築検討を-日興アセット
Singapore General Economy Ahead Of Revised GDP Figures
Photographer: Nicky Loh/Bloomberg
Singapore General Economy Ahead Of Revised GDP Figures
Photographer: Nicky Loh/Bloomberg

今年のアジアのドル建て債券市場は活況を呈しており、発行ペースが過去最高な上に、数十の発行体が新規参入した。しかしアジアの主要金融ハブの一つであるシンガポールでは、ファンドマネジャーらの間に悲観的な見方が広がっている。

  ドル建てオフショア債券の発行に関してはシンガポールは取り残された状況にあり、中国の影響力拡大があらためて浮き彫りにされた。ブルームバーグの集計データによれば、今年に入って香港で投資家向け説明会を開催した中国企業136社のうち、少なくとも37社がシンガポールでの説明会開催を見送った。これは過去10年間に見られなかった傾向だ。

  日興アセットマネジメントのアジア債券担当シニアポートフォリオマネジャー、レオン・ワイ・ホーン氏(シンガポール在勤)は、「これは私にとって好ましい兆候ではない」と述べた上で、「中国企業は世界のより幅広い債券投資家らとの連携構築を検討すべきだ」と指摘した。

  同氏はまた、新たな傾向は中国ファンドの購買力拡大を反映していると説明した。日本を除くアジアのドル建て債市場での中国の発行体と同様に、中国ファンドはアジアの購買者ベースでシェアを拡大している。

Hong Kong Is Enough

原題:Singapore Getting Snubbed as China Rules Asia Dollar Bond Market(抜粋)

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