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米共和党:税制改革法案の議会通過目指し票固めに奔走

  • 上院共和党指導部は30日にも本会議での法案採決を計画
  • 年末までに大統領に送付できるようにするのが狙い

米共和党議員は、税制改革法案の議会通過に必要な票固めに奔走している。上院ではあと数日で上院案の審議を開始する準備を進めており、年末までにトランプ大統領に署名のため送付できるようにするのが狙いだ。

  上院共和党指導部は30日にも本会議で正念場となる法案採決を計画。民主党は法案審議や採決を遅らせるか、阻止しようと図る見通しで、議席数がわずか52の共和党は少なくとも50票を死守しなければならない。

  議会予算局(CBO)は26日に公表した11ページの報告書で上院案について、2018-27年度に財政赤字が約1兆4000億ドル(約156兆円)膨らむと予想。内訳は歳入が約1兆6300億ドル、歳出が2190億ドルそれぞれ減るとしている。

  下院は先に独自の税制改革法案を可決済み。同案には民主党に加え、州・地方税の控除廃止の可能性に懸念を抱くニューヨーク州やカリフォルニア州選出の共和党議員が反対に回った。上院案が可決されれば、上下両院協議会での法案調整が必要となる。

  共和党のスコット上院議員は26日、ABCの番組「ジス・ウィーク」で「クリスマスまでに済ませたい」と述べた上で、「もしそうできなければ、クリスマスを通じてワシントンにとどまり、年末をにらむことになる」と語った。

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共和党のスコット上院議員

写真家:ザック・ギブソン/ブルームバーグ

  共和党のグラム上院議員は同日、CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、同党には可決に必要な票があるとの考えを表明。「個人向け減税が25年で失効することに議員の間に懸念があり、それがやや不安材料だが、共和党が減税に臨んで失敗は選択肢にはなく、成就するだろう」と話した。

原題:Republicans Rush to Build Support Ahead of Senate Tax Debate (2)(抜粋)

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