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日本株4日ぶり反落、中国動向に警戒感-日経平均100円超高から失速

更新日時
  • 非鉄や精密、機械など安い、上海総合指数は8月以来の安値圏
  • 米年末商戦への期待は下支え、任天堂は9年ぶり高値を更新
Inside Tokyo Stock Exchange And Stock Boards As Nikkei 225 Briefly Tops 20,000 Mark
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Inside Tokyo Stock Exchange And Stock Boards As Nikkei 225 Briefly Tops 20,000 Mark
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

27日の東京株式相場は4営業日ぶりに反落。中国株の下落が同国経済、海外市場に悪影響を及ぼすリスクが懸念され、為替の円強含みも投資家心理を冷やした。非鉄金属や繊維など素材株、機械株が下げ、食料品や建設株も軟調。

  TOPIXの終値は前週末比3.83ポイント(0.2%)安の1776.73、日経平均株価は54円86銭(0.2%)安の2万2495円99銭。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は、「米国株先物がマイナスとなったほか、中国の引き締め政策などによる経済の減速懸念から上海総合指数が下落し、連れて日本株も下げに転じた」とみていた。

Tokyo Stock Exchange As Asian Stocks Rebound After Korean Fears Abate

東証内

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  週明けの日本株は、ブラックフライデーから始まった米国の年末商戦に対する期待、海外原油市況の上昇などを好感し、輸出セクターの一角や石油関連株中心に続伸して開始。日経平均は一時108円高の2万2659円まで上げた。

  ただ、朝方の買いが一巡すると徐々に伸び悩み。中国株が下落して始まった午前後半にかけTOPIXとともに下げに転じ、午後は終始マイナス圏で推移した。きょうの中国上海総合指数は0.2%安で始まった後、一時1%以上下げ8月25日以来、およそ3カ月ぶりの安値を付けた。日本時間今夜の米国株動向を占うシカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)のS&P500種株価指数ミニ先物も、基準価格に対し軟調だった。

  中国最大のインターネット決済プラットフォーム「アリペイ」は24日、貸し手が消費者に課すことのできる金利を最高24%にすると発表。中国では、当局がオンライン上のマイクロ融資の規制強化を準備しているとの見方が広がっている。また、ドイツの欧州経済研究センターと上海の復旦大学の共同調査によると、中国の向こう1年間に対する投資家期待を測る指数は11月に7.6と10月の17.3から低下した。

  ただ、日経平均は午後に一時127円安まであったものの、大引けにかけては下げ幅を縮小。足元良好な内外景況感に対する安心感が根強く、一方的に売り込む動きもみられなかった。米国では年末商戦が事実上スタートし、セール品目当ての消費者でブラックフライデーの店舗はにぎわった。アドビ・アナリティクスは、感謝祭当日(23日)のオンライン売上高は前年比15%増の28億ドルと予想した。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、「米国は株式など金融資産の上昇効果もあり、年末セールが好調。個人消費の拡大は米経済の堅調さを示している」と言う。

  東証1部33業種は非鉄金属、食料品、金属製品、建設、繊維、機械、鉱業、精密機器など23業種が下落。その他製品や石油・石炭製品、海運、保険、陸運、ゴム製品など10業種は上昇。売買代金上位では、UBS証券が投資判断を「売り」に下げたSUMCOが安く、ディー・エヌ・エーや塩野義製薬、データ改ざん問題への懸念が続く三菱マテリアルも売られた。半面、年末商戦への期待で任天堂が9年ぶりの高値を更新、安川電機やTHK、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が判断を「オーバーウエート」に上げた富士通も高い。

  • 東証1部の売買高は13億7234万株、売買代金は2兆4323億円
  • 値上がり銘柄数は945、値下がりは999
日経平均株価と上海総合指数

  

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