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英アストンマーティンの1700万円新型「ヴァンテージ」、初年度分完売

  • 顧客層広げポルシェとフェラーリと競い合いたい-CEO
  • 英EU離脱に伴う不確実性でIPOの難しさ高まると6月に指摘

英アストンマーティン・ラゴンダの新型「ヴァンテージ」は、発表から数日で初年度分をほぼ完売した。モデルチェンジした15万ドル(約1700万円)の高級スポーツカーだ。

  アンディ・パーマー最高経営責任者(CEO)は21日のインタビューで、4リットルのV型8気筒エンジンを搭載した新型ヴァンテージは発表数日で「来年の生産分の大半が既に売り切れ状態」になったと語った。具体的な販売台数への言及は控えた。

ASTON MARTIN'S VANTAGE AUTOMOBILE

新型「ヴァンテージ」

出典:Aston Martin Lagonda Ltd.

  ロンドンのブリックレーンで開催された発表イベントで同CEOは、アストンマーティンの顧客層を広げ、ポルシェやフェラーリと競い合いたいと表明した。新型ヴァンテージの納車は2018年4-6月(第2四半期)に始まる予定。

  アストンマーチンが22日発表した業績は、4四半期連続の黒字となった。新規株式公開(IPO)の可能性を探るアストンマーティンにとって、ヴァンテージは収益性改善を図る取り組みの中核製品だ。

  イングランドのゲイドンに本社を置く同社の1-9月期決算は、税引き前利益が2200万ポンド(約32億7000万円)。売上高は前年同期比84%増の5億6700万ポンド。今年は「DB11」の好調が決算に寄与しているが、前年同期は赤字だった。

Andy Palmer

パーマーCEO

Photographer: Vivek Prakash/Bloomberg

  パーマーCEOは、今は良いが「10年にわたり好成績を維持しているわけではない。四半期ごとに厳しい闘いとなる」と述べた。22日の発表資料によれば、アストンマーティンが1-9月に販売したのは3330台と、65%増えた。

  同CEOは英国の欧州連合(EU)離脱に伴う不確実性の中でIPOの難しさが強まるとの認識を6月に示している。同社の株主はイタリアのプライベートエクイティ-(PE、未公開株)投資会社インベストインダストリアルやクウェートの投資コンソーシアムなど。メルセデス・ベンツを傘下に置くダイムラーも少数株主となっている。

原題:Aston Martin’s New $150,000 Vantage Has Sold Out Its First Year(抜粋)

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