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S&P:南アの格付けを1段階引き下げ-ムーディーズも見直し

米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは24日、南アフリカ共和国の自国通貨建て債務格付けを1段階引き下げて投機的水準の中で最も高い「BB+」にすると発表した。格付け見通しは「ステーブル(安定的)」とした。従来の格付けは「BBB-」。外貨建て債務格付けについても「BB」に1段階引き下げた。

  また、ムーディーズ・インベスターズ・サービスも同国の格付けを引き下げ方向で見直すと発表。同社の格付けは投資適格級で最も低い「Baa3」で、投資適格級の格付けを失う恐れが出てきた。両社が共に投資不適格級に引き下げれば南アは米シティグループが算出する世界国債インデックスなどから除外され、最大1000億ランド(約7900億円)の資金流出を招く可能性があると、シティのエコノミスト、ジーナ・シューマン氏は指摘した。

  南アでは与党アフリカ民族会議(ANC)の党大会を来月に控え、党内での権力争いが激化し、経済立て直しへの取り組みに悪影響を与えている。格付け会社は党大会に加え、来年2月に発表される予算の内容を注視している。

  ランドは24日、対ドルで一時1.9%下落。今年半ば以降で7%余り下げている。フィッチ・レーティングスは23日、南アの格付けを投資不適格級で最も高い「BB+」、格付け見通しを「ステーブル」に据え置いた。

  

原題:South Africa Has Debt Rating Cut by S&P, Moody’s Issues Warning(抜粋)

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