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11月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が3週連続の下げ、7月以降で最長

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続落。ドル指数は週間ベースでも下落し、7月以降で最長の3週連続低下となった。一方、ユーロはドイツの政局に対する期待感を背景に上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は200週移動平均を割り込み、一段安のリスクがあることをうかがわせた。ユーロは対ドルで上昇。ドイツの社会民主党(SPD)党首がメルケル首相との大連立を成立させる可能性を示唆したのが手掛かり。ユーロ強気派がスポット市場でユーロ買い持ち高を積み増したと、欧州とロンドン市場のトレーダーらは指摘した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。ユーロは対ドルで0.7%上げて1ユーロ=1.1936ドル。ドルは円に対し0.3%高の1ドル=111円57銭。

  この日のユーロ上昇は「堅調な欧州経済指標と、ドイツ政局を巡る建設的な進展に支えられた」と、ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は指摘した。

  ポンドはドルに対し上昇し、1ポンド=1.33ドル台を回復。一時は0.4%上昇し、10月2日以来の高値1.3360ドルまで買われた。ただその後、ロンドン市内の地下鉄駅で発砲との通報があり警察が出動したと報じられ、上げ幅を縮小した。

  ドルは円に対しては上昇。一時は1ドル111円62銭まで買われた。

欧州時間の取引

  ドルが主要10通貨に対しまちまちの動きとなった。ドル指数は米国債利回りの上昇にもかかわらず、寄り付きの上昇分を消した。

  ユーロはドイツIfo経済研究所の独企業景況感指数が発表された後、ほぼ横ばいで推移した。指数は過去最高を更新したが、11月調査の回答の90%が寄せられたのはメルケル独首相の連立協議決裂が明らかになる前だった。
原題:Dollar in Longest Weekly Losing Streak Since July; Euro Advances(抜粋)
Pound Pares Gain as U.K. Police Respond to Subway Incident(抜粋)
Dollar in Longest Losing Streak Since July as Euro Remains Bid(抜粋)

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が上昇-小売りなど高い

  24日の米株式相場は上昇。原油の値上がりや小売り販売を巡る楽観が背景にある。米国では感謝祭の祝日から明けたこの日、年末商戦がスタートした。

  • 米国株は上昇、小売りやエネルギーが高い
  • 米国債は下落-10年債利回り2.34%
  • NY原油は上昇、ロシアとOPECが減産延長の枠組みで合意との報道で
  • NY金は下落、1オンス=1291.80ドル

  セール品目当ての消費者でブラックフライデーの店舗は賑わい、小売り各社は好調な利益をさらに伸ばそうと意欲的だ。一方、原油市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が2年ぶり高値を付けたことを受けて、エネルギー株に買いが入った。感謝祭の翌日で米東部時間午後1時までの短縮取引となったこの日、S&P500種株価指数の銘柄ではメーシーズとアマゾン・ドット・コムの上げが目立ったほか、ヘスやマラソン・オイルも上昇した。

  アドビ・アナリティクスのデータによれば、米国では感謝祭当日のオンライン売上高が東部時間午後5時時点で15億2000万ドル(約1700億円)と、前年比16.8%増となった。アドビは感謝祭当日全体のオンライン売上高について、前年比15%増の28億ドルと予想している。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%高の2602.42。ダウ工業株30種平均は31.81ドル(0.1%)上げて23557.99。ニューヨーク時間午後2時現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.34%。米国債市場はこの日、米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告に基づき午後2時までの短縮取引だった。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が上昇。一時は2年ぶりに1バレル=59ドルを突破した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアが減産を延長する枠組みで合意したと伝えられたことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は93セント(1.6%)高の1バレル=58.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は31セント上げて1バレル=63.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。ただ最近の動きを受けて市場では、金が資産運用担当者の関心を引き付け始めているとの見方もある。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%安の1オンス=1291.80ドルで終えた。
原題:Oil Rally, Holiday Retail Push U.S. Stocks Higher: Markets Wrap(抜粋)
Oil Flirts With $59 as Russia, OPEC Said to Outline Deal on Cuts
Gold Rekindles Appeal for Asset Managers as Trading, ETFs Rise
Holiday U.S. Online Shopping Reaches $1.52b as 5pm 11/23: Adobe

◎欧州株:下落、ユーロ高が背景-ヘルスケア銘柄に売り

  24日の欧州株式相場は下落。ユーロ高が背景。ヘルスケア銘柄はこの2週間で最大の下げとなった。

  ストックス600指数は0.1%下げて終了。ヘルスケア株指数は0.7%、エネルギー株は0.5%それぞれ下落。銀行株は0.5%上昇。英FTSE100種は0.1%下落。ドイツDAXは0.4%上昇、フランスCAC40種は0.2%上げた。

  ストックス600指数のセクター別19指数のうち、6指数が上昇。公益セクターが大商い。ストックス600で目立った値上がり銘柄はBPERバンカ、値下がりはアルティス。
原題:European Stocks Decline as Euro Spikes, Health-Care SharesSlump(抜粋)

◎欧州債:下落、ドイツ国債やフランス国債など軟調-供給難が背景

  24日の欧州債相場は下落。時期的な供給減やECBによる購入を踏まえ、年末にかけてデュレーションの短期化が起きる可能性から、ドイツ国債先物は引き続き軟調な展開。フランス国債は最近のショートスクイーズを消化し、やや圧迫された。2018年の純供給見通しを踏まえると、この先アンダーパフォームとなる可能性が高くなる。アイルランド国債は、選挙に絡んだリスクが新たに浮上する中でやや圧力を受けた。
原題:Bunds Realized Vol Remains Contained; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)

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