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南アに忍び寄るジャンク級への格下げリスク、通貨ランドは試練に直面

  • ランドは対ドルで年内に18%超下げる可能性も-ネドバンク
  • 格下げなら100億ドルが国外に流出する恐れ-ランド・マーチャント

政治や財政の混乱で経済が疲弊している南アフリカ共和国では、通貨ランドが24時間以内に次の重大な試練に直面する。それはS&Pグローバル・レーティングとムーディーズ・インベスターズ・サービスによる格付けの見直しだ。

  両社は24日に南アの信用格付けを見直す。ブルームバーグが調査したエコノミスト16人のうち9人は、S&Pグローバルが自国通貨建て債務格付けを1段階引き下げると予想した。ムーディーズに関しては4人が同幅の格下げを見込んでいる。両社ともに投資不適格級へ格下げすれば、南アはシティグループが算出する世界国債インデックスから除外され、ランドや国債の需要が損なわれかねない。

  10月に南アが発表した中間予算で財政赤字が従来想定を上回り、経済成長が減速するとの見通しが示される中、ランドは6月末からドルに対し約6%下落した。このパフォーマンスは新興諸国通貨の中でトルコ・リラに次ぐ悪さだ。両社の格下げに依然不透明な政治情勢が重なり、ランドは対ドルで18%余り下落し、年内に1ドル=17ランドに達することもあり得るとネドバンク・グループなどはみている。

Ratings Watch

       
  ランド・マーチャント・バンクのエコノミスト、イルケ・ファン・ジル氏は、S&Pとムーディーズの両社が南アを格下げした場合、「100億ドル(約1兆1150億円)が国外に流出する恐れがある」と予想した。
          
          

Forecasts Worsen

原題:Rand Faces Acid Test on Looming Risk of South Africa Junk Rating(抜粋)

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