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クレディS、元女性行員は「ロシア当局者」と主張-仲介料不払い訴訟

  • 元女性行員が新規ビジネスの仲介料支払いを求めて同行を訴え
  • 女性は政府当局者に分類され、請求に応じられないとクレディS

スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループは、元女性行員が新規ビジネスの仲介料支払いを求めて同行を英高等法院に提訴した訴訟で、女性がロシア政府当局者に分類されることが判明し、請求に応じられないと主張した。

  元行員のヤナ・アレクサンドロフ氏は、仲介料の支払いを拒否する決定が「恣意(しい)的かつ不当で公正さを欠く」と指摘。同氏に政府当局者のレッテルを貼ることも誤りだと訴え、クレディ・スイスに1000万ドル(約11億1500万円)余りの支払いを求めた。

  アレクサンドロフ氏によれば、同氏は自らが非業務執行取締役を務めるロシア・タタルスタン共和国のタトフォンドバンクが2009年に債務再編で助けを必要とした際、同行にクレディ・スイスを紹介した。タトフォンドバンクは最終的にクレディ・スイスと契約し、同行は紹介料と成約に貢献した報酬を支払うべきだと同氏は主張している。

  クレディ・スイスが裁判所に提出した文書によると、デューデリジェンス(適正評価)の過程でアレクサンドロフ氏が非業務執行取締役であることが判明。ロシア政府がタトフォンドバンクに出資し、同氏が米海外腐敗行為防止法(FCPA)の定義で「政府当局者」に分類されるため、仲介料を支払うことが法律上できなかったとクレディ・スイスは説明した。

  アレクサンドロフ氏は1997年から2003年にかけてクレディ・スイスの債券チームで勤務した。同氏の代理人の弁護士と、同行の広報担当者はいずれもコメントを控えている。

原題:Why Credit Suisse Isn’t Paying Ex-Executive Her $10 Million Fee(抜粋)

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