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ドルは111円台半ば、株高と米長期金利の上昇がドル下支え

更新日時
  • ドル・円は朝方の111円20銭から午後に一時111円56銭まで上昇
  • 111円割れに行きそうな動きではない-あおぞら銀

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台半ばと堅調に推移。株価が午後に上昇へ転じたことや米国の長期金利がアジア時間に上昇していることがドルを下支えした。

  24日午後3時35分現在のドル・円相場は前日比0.3%高の1ドル=111円55銭。朝方に付けた111円20銭から徐々に水準を切り上げ、午後の取引終盤にかけて一時111円56銭まで上昇した。前日は米利上げペースが緩やかにとどまるとの見方から9月以来の低水準となる111円07銭までドルが売られる場面があった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドルスポット指数は一時0.1%高の1163.46まで上昇した。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、午後のドル・円の上昇を巡っては、株価が上 昇に転じたことと米10年債利回りが持ち直したことが手掛かりになったと説明。前日の下落については「IMM(国際通貨市場)の円ショートがかなり積み上がっていたので、米感謝祭前の調整が強まったのが、ここまで下げた主因。ただ、米国株は依然堅調だし、米国債利回りも下げ続けるとも思えないため、来週以降はドルが買い戻されると思っている」と話した。

  あおぞら銀行市場商品部為替マーケットメイク課長の渡辺秀生氏もまた、ドル・円について、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けた巻き戻し的な動きで祝日にかけて下げたものの、「今のところ新たな材料があるわけではなく、このタイミングで111円割れに行きそうな動きではない」とみている。

FOMC議事録(10月31-11月1日開催分)に関する記事はこちらをクリックください

  米国ではこの日、11月のマークイット購買担当者指数(PMI)が発表される。市場予想では製造業が55.0と10月(54.6)から改善が見込まれている。感謝祭翌日のブラックフライデーに当たり、株式・債券市場は短縮取引となる。

ドル・円相場の推移

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%安の1ユーロ=1.1851ドル。一時は1.1859ドルと15日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「今週はユーロ買いが入った。ドイツ政権の不透明感で売られたことは当然だが、良い買い場になった。来週はユーロ高が一服するのか、続くのかに注目」と指摘。一方、しんきんアセットマネジメント投信運用部の加藤純主任ファンドマネジャーは、「欧州は景気が良く相対的にユーロは強い。メルケル政権の話は大したことないと思う」と語った。

  欧州では11月のドイツIfo景況感指数が発表される。市場予想は景況感指数が116.7、期待指数が108.8。10月は景況感指数が116.7、期待指数が109.1だった。

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