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日銀が「25年超」オペを減額、超長期金利の急低下をけん制との声

更新日時
  • フラット化良くない、望んでないというメッセージ期待-メリル日本
  • 日銀国債買い入れオペ通知を受けて超長期債中心に下落
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Bloomberg
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日本銀行は残存期間25年超の国債買い入れ額を前回から100億円減額した。30年物や40年物などの超長期国債は来年度の発行額が削減されるとの観測から需給逼迫(ひっぱく)感が出ていた中での行動に、市場関係者からは日銀が超長期金利の急低下をけん制したと解釈する声が聞かれている。

  祝日明け24日午前の市場公開操作(オペ)で日銀が通知した残存25年超の国債買い入れ予定額は900億円。前回は1000億円だった。同ゾーンの減額は3月3日以来となる。22日の市場では来年度の国債発行計画に関して、40年物など超長期債の一部が減額されるとの観測が買い圧力となり、長期金利がほぼ2週間ぶりの低水準を付けていた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、日銀が残存25年超の国債買い入れオペを減額した背景について、数週間前から国債の利回り曲線が平たん(フラット)化していたと指摘。「来週には40年入札もある上、その前にちょっと過度のフラット化は良くない、望んでないというメッセージになると期待している」と語った。

  債券市場では、この日の日銀通知を受けて、先物を中心に売り圧力が強まっている。長期国債先物市場の中心限月12月物は前営業日比21銭安の150円94銭まで一時下落。その後はやや戻し、14銭安の151円04銭で午前の取引を終えた。超長期債も売られ、新発30年債利回りは一時0.835%と14日以来、新発40年物利回りは0.99%と8日以来の水準まで上昇した。

来年度の国債発行計画に関する記事はこちらをクリックしてください

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、来年度に30年債や40年債の発行が減る分だけ、日銀の買い入れも減らすという判断だろうと指摘。「オペ減額は絶対ないと思っていた人はいないだろうが、きょうの減額は予想より早く意外。今年度も発行が減っている分だけ買い入れを減らしており、本来は影響ないということ。来年度に発行が減額されるからといって慌てて買い過ぎるなということか」と述べた。

  一方、日銀は同時に通知した残存10年超25年以下の国債買い入れは2000億円と前回から据え置いた。物価連動債も250億円買い入れるとした。

(第3、5段落に市場参加者のコメントを追加して更新します.)
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