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中国株の急落、北京プットはなぜ働かなかったか-トレーダー困惑

  • 23日の中国株式市場でCSI300指数が3%安、引け前に下げ加速
  • これまでは株式相場の下げが大きくなると当局の資金が入っていた
Citic Securities in Beijing
Photographer: Adam Dean
Citic Securities in Beijing
Photographer: Adam Dean

北京プットに何が起きたのか。

  中国大型株の指標であるCSI300指数が23日に前日比3%安と急落し、投資家は困惑した。中国本土の株式市場ではこれまで、下げが大きくなると当局系の資金が支援に入っていた。

  確かにこの数週間、幾つかの兆しはあった。当局は酒造大手の貴州茅台酒のような値上がりが特に目立っていた銘柄の上昇ペースを鈍らせようとする動きを示した。社債利回り上昇への懸念もくすぶっていた。それでも23日の大幅下落に一部のトレーダーは不意を突かれた。

  最も驚かされたのは引けにかけて下げが加速したことだ。CSI300指数は取引終了までの45分間で52ポイント下落した。これは午後の取引としては2016年1月の中国株急落時以来の大きな下げ。こうした取引終盤の大幅下落は今年ほとんど見られなかった。

No Sign of Support

  政府系基金が今回、株価急落を放置した理由は明らかでないが、アナリストの間からは今回の件で中国株に対する安心感が一定程度後退する可能性があるとの指摘が聞かれる。CSI300指数は急落前の22日時点で年初来28%上昇し、15年7月以来の高値を付けていた。

  シュファンズ・インベストメント・マネジメントのパートナー、ワン・チェン氏(上海在勤)は「午前中には一部の投資家が利益確定の売りを出していただけかもしれない。それが午後の取引になって売り注文が殺到する状態に転じた」と指摘。「優良銘柄に対する投資家の買いは過熱状態だった。その多くは信用取引で買っていた」と述べた。

Margin Debt Returns

原題:After Sudden Rout, China Stock Traders Question Beijing Put (1)(抜粋)

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