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OPEC、シェールで明確な見通しなく減産延長の是非判断へ-関係者

  • アンディ・ホール氏らアナリスト、OPEC当局者に説明
  • 18年シェール生産の伸び予想に日量50万-170万バレルの幅

石油輸出国機構(OPEC)は世界的な減産延長の是非を判断する必要があるが、米国のシェール生産者からの新たな大量供給を引き起こすかどうか分からないままだ。

  OPECは今月30日にウィーンで開催する総会でロシアなどの産油国と来年3月以降も減産を延長するか判断する。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相を含む複数のOPEC加盟国閣僚は1月から実施している減産の延長を支持しているが、減産延長期間は米国産シェールオイルなど競合する原油の供給見通しに左右される部分もある。OPEC内の議論に詳しい関係者によると、複数のアナリストから示された米国のシェールオイル産出見通しはさまざまだったため、一部OPEC当局者の間では、誰も明確な見通しを持っていないようだと不安感が浮上している。アナリストの説明が部外秘であることを理由に、関係者が匿名で語った。

  同関係者によると、ベテランのトレーダーで原油トレーディングで利益を上げ、かつて石油業界で「神」と呼ばれたこともあるアンディ・ホール氏は当局者に対し、2018年のシェールオイル生産量の伸び予想が日量50万バレルから最高170万バレルまで幅があるため、見通しは複雑になっていると指摘。米エネルギー情報局(EIA)が今年のシェールオイルの伸びを日量約30万バレル過小評価していると述べたという。

  ウィーンで22日行われたOPEC当局者との会合にはホール氏に加えて、ライスタッド・エナジーの分析責任者ペール・マグナス・ニスベーン氏やエナジー・アスペクツのチーフ石油アナリスト、アムリタ・セン氏、シティグループとモルガン・スタンレーのアナリストらが出席したと関係者は話した。

原題:OPEC Is Said to Get Few Answers on Shale Before Deciding on Cuts(抜粋)

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