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日立国際:KKRがTOB価格を再引き上げ-期間を延長

更新日時
  • 前回提示価格から8%引き上げ3132円に、期間は10営業日延長
  • KKR、応募状況や必要性を総合的に考慮し検討した結果と説明
Inside The International Security Conference & Expo
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg
Inside The International Security Conference & Expo
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

米投資ファンドKKRは24日、半導体製造装置などを手掛ける日立国際電気に対する株式公開買い付け(TOB)で、TOB価格を1株当たり3132円に引き上げると発表した。価格の見直しは2回目で、24日までとしていた買い付け期間も12月8日まで延長した。

  従来は価格を2900円に設定しており、今回の引き上げで8%増額したことになる。KKRは発表文書で、TOBへの応募状況や今後の見通し、円滑に買い付けを達成する必要性などを「総合的に考慮して、慎重に検討した結果」と説明。さらに、今回の変更を最終的なものとし、今後は一切条件を変更しないことを決定しているという。

  KKRは4月、2503円で日立国際に対するTOBを実施すると発表。その後、株価が急騰したことから一時は実施を見送った。しかし、10月11日には買い付け価格を2900円に引き上げてTOBを再提案すると発表していた。

  日立国際の半導体部門はKKR傘下のファンドが吸収し、残る映像・通信ソリューション事業は別会社に分割される予定。映像・通信の事業会社には日立と日本産業パートナーズ傘下のファンドがそれぞれ20%(88億円)ずつ出資し、残り60%をKKRが出資するという計画にも変更はない。

  米投資ファンドのエリオット・マネジメントは9月に大量保有報告書に名を連ねて以来、市場で日立国際株の買い増しを進めており、現在は日立に次ぐ第2位株主で8.59%を保有。投資目的は純投資で、今回のTOBへの対応は一切表明していない。

  日立国際の24日の株価終値は前営業日比1.2%高の3330円で、新たに示されたTOB価格を6.3%上回っている。

(条件変更の詳細や日立のコメントを加えました.)
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