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英国:経済成長見通しを下方修正、借り入れは膨張へ-秋季財政報告

  • 2021年までの5年間、どの年も成長率2%に届かず-予算責任局予測
  • EU離脱準備金、想定外の30億ポンドを追加計上

英国のメイ政権は国内経済見通しが悪化しつつあると認め、欧州連合(EU)離脱のあらゆる結果に備えるために、これまで想定されていなかった30億ポンド(約4450億円)を追加計上すると発表した。

  ハモンド財務相は22日、秋季財政報告の冒頭で、予算責任局(OBR)は2018年の成長率見通しを1.4%に引き下げたと説明。従来の予想は1.6%だった。OBRはさらに2021年まで各年の予想を下方修正し、いずれの年も成長率が2%を下回ると見込んでいることを明らかにした。

Changing Outlook

  OBRは生産性に関する統計の修正とEU離脱を決定付けた国民投票による逆風を、見通し引き下げの理由に挙げているという。EU離脱の是非を問う国民投票が行われる前の16年3月には、OBRは17年の成長率を2.2%、18年を2.1%と予測していた。

  EU離脱準備資金の追加計上は、英国が離脱交渉から一方的に撤退できるよう資金の確保を要求していた離脱推進派閣僚の圧力に、ハモンド財務相が屈したことを示す。同財務相は2022年まで5年間の借入額が従来の見通しに比べ290億ポンド膨らむとも語った。

  EU離脱準備について「あらゆる結果に備え、準備を万端にする決意だ」とし、「必要に応じて、さらなる予算を割り当てる用意がある」と述べた。

原題:U.K. Predicts Worse Growth and More Borrowing as Brexit Looms(抜粋)

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