中国「ネットの皇帝」を重大な規律違反疑いで調査-反腐敗運動やまず

  • インターネット監督当局の主任を務めた魯煒氏に汚職の疑い
  • 習氏の2期目に入り反腐敗運動で摘発された最初の高官に
Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

中国のインターネット監督当局である国家インターネット情報弁公室で主任を務めた魯煒氏が汚職の疑いで調査を受けている。共産党の習近平総書記(国家主席)の2期目に入って反腐敗運動で摘発された最初の高官となった。

  党中央規律検査委員会のウェブサイトに21日夜に掲載された短い発表文によると、魯氏(57)には「重大な規律違反」の疑いが掛けられている。この文言は通常、汚職や権力の乱用を指す。

  中央規律検査委は発表文で、「第19回共産党大会後で初めての虎だ!」と説明。今回の動きは「核心である習同志の下で党の厳格な規律を適用する決意」を示すものであり、「反腐敗運動が和らぐことはないという強いシグナル」だと主張した。

  魯氏の失脚は、習総書記による汚職摘発が今後5年も続く見通しであることを示している。習氏は1期目に約150万人の当局者を処分。大物幹部は「虎」、末端の役人は「ハエ」などと呼んできた。

  北京にある国家行政学院の竹立家教授は、「反腐敗運動が2期目に和らぐとの観測もあったが、魯氏の失脚でそうした観測は消え去った」と指摘。「このような大物に対する動きは2期目の同運動のテンポや激しさを示す目安になる」と述べた。

  魯氏は国家インターネット情報弁公室の主任として中国のサイバー空間で最も力を持つ人物だった。同氏の強硬なアプローチや威圧的な態度から「インターネットの皇帝」とのニックネームを授かっていた。

原題:China’s Former ‘Internet Czar’ Ensnared in Xi’s Corruption Fight(抜粋)

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