すかいらーく株、需給懸念で下落-ブロック取引価格1602円にさや寄せ

  • 筆頭株主のベインキャピタルが保有株全てを売却
  • 取引開始前のブロックトレード価格を意識、押し目買いで売買は急増

大株主の保有株売却を受け、22日のすかいらーく株が約3カ月ぶりの下落率を記録した。需給悪化懸念と株主優待期待による買いが交錯し、売買高は急増している。

  約3890万株を保有する筆頭株主、ベインキャピタルが22日、東証ToSTNeT-1で全てを売却(株式振替手続完了予定は28日)する約定を行ったとの連絡があったとすかいらーくは発表。ブルームバーグ・データによると、取引開始前の午前8時20分から57分にかけて多くのブロックトレードが成立、取引価格は全て1602円だった。

  きょうのすかいらーく株は前日比2.5%安の1635円で開始、直後に4%安の1610円まで下落した。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「株式需給が悪化することを見越して先回りで利益確定売りをする動きが出たほか、ブロックトレードを引き受けた向きの一部がスプレッドを抜いて売買している可能性がある」とみる。

  株価は午後に入っても取引開始直後の安値1610円を割り込まず、底値圏で一進一退の動きとなっている。「株式を引き受けた向きが1602円以下で売却すれば赤字になるため、それ以下では売り込まないだろうとして1602円が目先の下値めどとみる向きがある」と窪田氏は指摘。さらに「店内ベースでは株式優待を考慮すると株価は魅力的とみた個人が買い越し基調となっている」といい、売買は活発だと話していた。

  午後2時1分時点ですかいらーく株の売買高は1426万株と前日の7倍に達し、東証1部売買代金の8位。

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