コンテンツにスキップする

石油業界の「伝説」、ホール氏がOPEC本部で米シェール生産説明へ

  • ホール氏はスピーカーの1人としてウィーンで登壇予定
  • 同氏は今年、自身の主力ヘッジファンドを清算-運用成績低迷で

今年自身が運用するヘッジファンドを清算した著名石油トレーダーのアンディ・ホール氏が、石油輸出国機構(OPEC)当局者に対し、米国のシェールオイルの見通しについて説明する予定であることが分かった。ブルームバーグ・ニュースがスケジュールの写しを閲覧した。

  スケジュールによると、原油のトレーディングで利益を上げ、かつて石油業界で「神」と呼ばれたホール氏はウィーンのOPEC本部でスピーカーの1人として登壇する見通し。スピーカーには米シティグループの代表者や米石油サービス会社シュルンベルジェのコンサルタントも含まれている。

  OPECとロシアは今年、米国のシェールオイル生産に伴う世界の原油供給過剰の解消を目指し、世界の一部の産油国と協調減産を実施。OPECとロシアなど一部産油国は来週、会合を開き、来年3月以降への減産延長について合意する見通しだ。

  国際エネルギー機関(IEA)が石油・ガスの史上最大の増産と指摘する米国のシェールブームは、OPECに度々不意打ちを食らわせてきた。OPECは当初、原油価格を引き下げることで競合する米国のシェールオイル企業に圧力をかけようとしたが、シェールオイル企業がコスト削減で適応したため、この戦略を放棄する結果となった。

  ホール氏は運用していた主力ヘッジファンド、アステンベック・マスター・コモディティーズ・ファンドIIの1-6月(上期)の運用成績がマイナス約30%となったことを受け、同ファンドを清算した。

  ホール氏とアステンベックは米国の業務時間外にコメントを求める電子メールに回答していない。

原題:Oil Legend Andy Hall Is Said to Brief OPEC on U.S. Shale (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE