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メルケル陣営、独社民党と大連立復活に期待と関係者-世論が追い風か

  • 世論や政治的圧力でSPDが連立に抵抗する姿勢を考え直すと期待
  • CDUとSPDの両方にとって再選挙はリスクの方が大きい恐れ
メルケル首相

メルケル首相

Photographer: Sean Gallup/Getty Images Europe
メルケル首相
Photographer: Sean Gallup/Getty Images Europe

ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)陣営は、再選挙のリスクを回避するため、社会民主党(SPD)との大連立復活に期待している。ベルリンでの協議の状況に詳しい複数の関係者が明らかにした。
 
  メルケル首相は再選挙を受け入れる意向を公言しているが、3期の首相在勤期間のうち過去4年を含めて2期を支えたSPDとの大連立復活を首相が望んでいることは明らかだ。非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、世論や政治的圧力の高まりを背景にSPDが連立を嫌がる姿勢の放棄を迫られるとメルケル氏の支持者らは期待している。だが、過去の連立合意で傷ついたSPDの一般党員と執行部の反対を克服することがそのためには必要だ。

  ベレンベルク銀行のチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は「大連立はドイツの継続と安定を意味し、そのため望ましい。しかしSPDは連立と引き換えに高い代価を要求すると予想され、ドイツ経済にとっては必ずしも好ましくなかろう」と指摘する。

What’s Next?

  20日に実施されたINSA/ユーガブの世論調査結果によれば、メルケル陣営とSPDを合わせた支持率は51%と、9月の総選挙の53.4%から低下しており、再選挙は両陣営にとって利点よりもリスクの方が大きい恐れがある。前外相でSPD出身のシュタインマイヤー大統領は20日、連立交渉の決裂を受けて全ての政党に再考を強く求めたが、大連立実現に向けた動きを後押しする重要な協力者となりそうだ。

原題:Merkel Backers Said to Bet on New Grand Coalition to End Impasse(抜粋)


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